1.種の浸水作業。
とかく、我流というより、自然の成り行き任せのところがあることを自覚。
成功栽培例と失敗栽培例に多くあたって、これまでの我流と突き合わせて、よりよいと思えるものを取り入れる姿勢で。
○ひと晩、浸水させる。
○種の尖った部分を爪きりでカットしたうえで。
(発芽を促すため、このサイトのメンバーのおひとりが、この方法で浸水されていたもの)
作業日:2021.3.19
2.第2回めの種まき (2021.4.14)
種は蒔いたものの、お返事がないまま。
期間中、陽気日が続いたと思ったら、寒さが戻ってきたり、例年になく不安定ではあった。
八重桜が満開。これを指標に夏の準備をしていることもあって、本日ポットに蒔く。
今回は、湿らせたキッチンペーパーにて事前に水を含ませるなど発芽を促す準備を施した。
作業日:2021.4.14
3.日除け対策
朝陽方向の大きなフェンス。
環境的には合うと思うのだが、この2年とも葉焼けがひどくて、葉が5枚ほどついた程度でダメにしてしまっている。
酷暑も影響しているのかもしれないが
ほどよい遮光をと策を練る。
①寒冷紗をこのフェンスに張ること。
②誘引を、フェンスではなく、①の寒冷紗ごしに別に張るネットにしてやる。
2度めに蒔いた種(10日経つ)も いずれも発芽なしのまま。
作業日:2021.4.25
4.めばえ1号か (2021.5.1)
午後からなまぬるい突風が吹き荒れるなあと思っていたら、季節を分けるような雷鳴のあと、恐ろしいくらいまっくらになって嵐に。
2時間ほど続いた。
その嵐の直前、ポット類、寒冷紗やネットの確認に出たときはなかった。
こんな日によくぞ!
ほとほとあきらめていた矢先のこと。
とてもチカラ強い姿だ。
まちがいなく、ゴーヤーでありますように。
撮影日 2021.5.1 夏告げのような嵐が去った直後に
5.1号 本葉のきざし (2021.5.5)
こんなふうに 本葉を互い違いに折りたたんで待機しているのね。
嵐の後で 双葉になる部分が黄色いまま、
まだ開けないことに気をもんでしまう。
撮影日 2021.5.5
6.本葉の出現 (2021.5.9)
2つのめばえ(1号と2号)から しっかりした本葉が
あがってきた。
濃いみどりが うれしい。
ゴーヤーでまちがいないと思われる。
撮影日 2021.5.9
7.種まきから ひと月(2021.5.17)
1号2号の本葉が、のんびりながら5cmほどになる。
虫の姿は見当たらないが、かじられている。
3つめの発芽の兆しあり。
(天候の特記事項)
5/10あたりから 夏日のかげんがきつい
5/16 随分早い梅雨入り
これらが、吉とでるか、どうか…
夏の子、ゴーヤーよ、梅雨も得意だったかなあ。
すくすく丈夫な苗に育っておくれ。
撮影日 2021.5.17
豪雨後の、蒸す夕方に梅雨実感
8.種まきから2ケ月近く(2021.6.4)
発芽の1番成長が遅い苗。
草丈は他の2苗の半分ほど、15cm程度に。
ようやく定植、その翌日には支柱にくるりとツルを巻き付けて、しっかりとした立ち姿に。
かじられてはいるが、ごわっと厚みがある葉には、頼もしさが感じられる。
梅雨入りが早かったわりに、その中休みが長く、お昼間などは、暑さにくらんとする夏日の連日。
ゴーヤーにとって、適当な夏であってほしいものだ。
作業日 2021.6.4
9.初めての摘心 (2021.6.9)
30℃を超える連日。
今回は、日除け対策を苗の成長より早く済ませていたが、6月でこれでは安心ができない。
従来の失敗続きの原因のひとつは、みどりのカーテンを目指すあまりに、摘心作業にためらいをもっていたことも考えられる。
同時に、適期のアドバイスをいただいたこともあって、思いきれた。
明日に新月を迎えるということにも背中をおされた形だ。
なんでも、切除などの傷口のダメージが少ないという。
10.摘心後 2週間近く(2021.6.21)
激しい雷雨が2回に真夏のような日照りと、一向に安定しないが、摘心後の葉数の増えかた著しく、4株のゴーヤーが健在。
ちょうど2株ごとに、成長度も異なる様子。
(写真は成長の早いもの)
支柱とネットは、苗が育つ前から設置しているのだが、上へと伸びずに株元でわさわさとしているのが気になる。
大きいものでは手のひらサイズの葉も見られる。
まだ梅雨が明けたとも聞かないが、この夏、ゴーヤーにはどうだろうか
11.開花始まる (2021.7.5)
初めて摘心してから、そろそろひと月が経つ頃。
ちょっと摘心が遅かったが、小蔓も勢いづいて繁茂のなか、まずは4つの雄花が咲いた。
このタイミングで、株元に土増しした。
別々に、深型の野菜プランターで育っている3株。
これまでうまく育てられなかった反省点のひとつ、よくばってプランターひとつに2株であったこと。今年は、ひとつで1株を充実させる方針。
草丈1m程度の部分は、みどりのカーテン状に。
12.明日に咲く兆し (2021.7.6)
毎日見ていたはずなのに開花が、にわか過ぎたように思っていた。
今日は、昨日の初花が終わって落ちて、新たな開花は5つ。
今夕の水遣りのときに、初めて開花を控えたつぼみをとらえた。
ゴーヤーのくしゃっとした黄色いはなびらになるだろう部分をもったつぼみ。
前日の夕方には、だいぶ準備が進んでいるようだ。
数えると10もある。
全て雄花と確認済。
雌花の出現が待たれるが、見たところまだひとつもない。
13.初めての結実なるか(2021.7.13)
ゴーヤーが、住処の表と裏の2ヶ所で育っている。
1株だけの裏のほう、子株を伸ばして高さ2mで巾70cmの繁茂。
連日続いた雷雨の間の気づかないうちに初雌花が咲いたと知る。
雨があがっていた今日、黄色のはなびらは、落ちてしまったのだろう、すっかり見当たらずだが、ゴーヤーのあかちゃんを発見。
それも、飛びまわる2匹のシジミチョウを目で追っていて気づいた次第。
期待を胸に、株元に増し土を施した。
14.結実に至らず(2021.7.27)
2週間前に、雌花2つの開花があって以来、
大きさも変わらず1cmくらいのままのみどりのゴーヤー状が、今朝見ると、急に茶色に。
(住処の裏のほうの、1株のゴーヤー。)
シジミチョウとアゲハチョウの訪れを何度も見かけていたものの受粉しなかったのか、葉の黄変もないが肥料不足なのだろうか。
開花のタイミングで、あまりエネルギーを分散させないよう、蔓の先は全てカットしたのだが。
打つ手はあるのか。
15.(第1号)結実確実 (2021.8.)
朝日の当たる場所のゴーヤーは、結実に至らず、花も咲かなくなり、手の届かぬ上の方ばかりが繁茂。
もう一方の西側、日除け対策済の場所では、
『みどりのカーテン』の状態が順調にみえる。
雌花が咲いたということにも気づかなかったのだが、初めての結実を確認。
『みどりのカーテン』がきれいなことだけで、
今年は大成功と思っていたのに、ゴーヤーの収穫ができるかもしれないと、よくばりな気持ちがムクムクと。
16.ふたつめ 結実確実(2021.8.15)
猛暑続きの、その続きはひどい大雨続きの今年。
日照不足著しくなか、ゴーヤーの濃いみどりは、頼もしいほど生育を続けて美しい。
2日ほど、外出すらできない豪雨のあと、『みどりのカーテン』を見上げると、新たにふたつのゴーヤーのあかちゃんが。
結実ひとつでもエネルギーを随分と必要とするだろうに、今年の乱れる気象状況のなか、よくぞ!という思いと、安定しないお天気にその成長が案じられる思い。
17.3つめ 結実確実 (2021.8.15)
『みどりのカーテン』のゴーヤー(3株)は、大風や豪雨のなかでも、途切れず黄色い花をつけては落とす。をたゆみなく続けている。
ふたつめの幼実と同時に気づいた、このゴーヤーの実の問題点。
それは、実の周りにあるツルが、ひとつもどこにもからまることができない場所、
ゴーヤーの最先端部分に出来た実で、それが軒下で頭打ちの状態にあること。
成長の重みで、ちぎれて落ちてしまわないのかと、見上げるばかり。
18.初収穫なり (2021.8.23)
思いがけない『みどりのカーテン』の出来具合。
そして、
望外の3つの結実。
幼果の出現は、いずれも大雨続きのなか、そして依然として雨続き・日照不足の連日に憂慮。
売場で販売されている、あのゴーヤーサイズには至らないだろう。
この先の天気予報からも3つ全てが順調に育つことは期待薄だ。
ひとつめの採寸。
8日前とくらべても5cm程度の成長、実がきいろくなっている部分もあり。
速やかに収穫。
19.3つめ 熟れ過ぎ (2021.10.2)
最も手の届かないところにできたゴーヤー。
脚立を準備しないとって思っていうちに
オレンジ色に。
もう猶予なし。
今日中にも落下して、破裂すること必至だろう。
なんとか切り落として、お皿のうえにて静置してたが、3時間も経たないうちに、破裂してしまった。
色は美しいものだったが、ゴーヤーらしさが微塵も感じられない、苦くも甘くもない複雑なお味でした。
2年続きで、ゴーヤーのうまく育たないわが家。
原因はなんだろうか。
これまでに思いあたることを踏まえて、
また、去年の夏、おいしくいただいた、野菜づくりの大先輩のゴーヤーにあやかってのその種をもとに、3年目にあたる今年は、ぜひとも成功させたい。
・苗からでなく、種から育ててみよう。
・めばえるのか、育つのか。適期を逃さずの作業をこころする。
・栽培場所も、環境の異なる数カ所を計画中。