ブルゲリの実生記録

conocono
conoconoさん
植物名 コノフィツム
品種名 ブルゲリ(原種なので品種名ではありません)
地域 千葉県 場所 屋上 栽培形態 鉢植え
日当たり 日なた(半日) 満足度
ジャンル 多肉植物・サボテン タネから育てる

栽培ストーリー(わたしの育て方レポート)

ブルゲリの実生記録

ブルゲリの実生記録

作成日:2021/05/23
最終更新日:2024/02/13

2020年8月に播種したブルゲリのその後の様子を紹介します。
https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_tn_detail&target_xml_topic_id=engei_001591&target_tag=13&target_medium=&page=2

  • 2020年10月5日(播種後1ヶ月)

    1

  • 2020年12月31日(播種後4ヶ月)

    2

  • 2021年4月7日(播種後7ヶ月)

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  • 潅水のタイミング

    4

  • 2021年5月22日(播種後9ヶ月)

    5

  • 2021年6月27日(播種後10ヶ月)

    6

  • 2021年7月24日(播種後11ヶ月)

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  • 2021年9月7日(播種後12ヶ月+)

    8

  • 2022年1月21日(播種後17ヶ月)

    9

  • 2022年6月17日(播種後22ヶ月)

    10

1.2020年10月5日(播種後1ヶ月)

ブルゲリの実生記録 2020年10月5日(播種後1ヶ月)
2020年8月末に播種しました。種子は自家採種したものです。
1鉢に60〜70粒播種してありますが目分量なので不正確です。
ブルゲリの種子は発芽が揃うまでに1ヶ月ほど必要です。また気温が下がると発芽がどんどん遅れるようになるので9月末までには播種します。播種が10月以降になると、温室等の栽培施設がない場合は成功率が下がります。

2.2020年12月31日(播種後4ヶ月)

ブルゲリの実生記録 2020年12月31日(播種後4ヶ月)
直径が4 mmほどになりました。

3.2021年4月7日(播種後7ヶ月)

ブルゲリの実生記録 2021年4月7日(播種後7ヶ月)
球体が黄色っぽくなり、赤みが差しているものも見られます。
直径が5 mm以上あるのが多いでしょう。
潅水は上面から散水。気温が上がってきて乾きやすくなったので、週に2回くらい十分与えています。潅水のタイミングは表土がほんのり白っぽくなったら。
表土には普段は硬質赤玉土を使うのですが、たまたま切らしていたために普通のものを使ったところやはり崩れて粉状になっています。悪い見本。

4.潅水のタイミング

ブルゲリの実生記録 潅水のタイミング
ブルゲリをはじめとするコノフィツムの実生で肝心なのは潅水のタイミングです。ずっと底面潅水しているとコケや緑藻が生えて生育が悪くなることがあるので、適度に乾燥させるのが大切です。私はこれくらいに表土の赤玉土が乾いたら、鉢底から流れ出るまでシャワーで優しく水を与えます。

5.2021年5月22日(播種後9ヶ月)

ブルゲリの実生記録 2021年5月22日(播種後9ヶ月)
夏を前に多くの実生が薄皮を被り、球体表面がすこし白っぽく見える状態になりました。
今年はGW明けから曇りの日が多かったため遮光しませんでしたが、5月下旬からは晴れの日が多くなりそうなので50%遮光ネットの下に置いています。
潅水は週に2回ほどで、培養土をカラカラに乾かさないようにしてます。

6.2021年6月27日(播種後10ヶ月)

ブルゲリの実生記録 2021年6月27日(播種後10ヶ月)
先月から1ヶ月の間に、全ての個体が薄皮を被って白っぽくなりました。この1ヶ月で少し大きくなり、大きな個体で直径7~8 mmあります。

梅雨の晴れ間に最高気温が35℃になる日が数日ありました。曇りや雨の日もずっと50%遮光ネットをかけてあります(実測では遮光率65%くらいでした)。

培養土は乾ききらないように週に1〜2回たっぷり潅水を継続しています。

7.2021年7月24日(播種後11ヶ月)

ブルゲリの実生記録 2021年7月24日(播種後11ヶ月)
7月半ばに梅雨が明けて以来、連日最高気温(メセン栽培室)は35℃以上、時に39℃に達します。日差しも強烈。
週に1〜2回十分潅水するだけでなく、ほぼ毎夕軽く散水して表土が乾き切らない様にしている。
球体の直径は8 mm前後で最も大きなのは10 mmくらいある。先月より心持ち大きくなった。

8.2021年9月7日(播種後12ヶ月+)

ブルゲリの実生記録 2021年9月7日(播種後12ヶ月+)
8月は今年も暑い日が続き、栽培場所の最高気温が連日35℃以上、日によっては40℃に達しました。
培養土がすぐに乾いてしまうので、1〜2日おきに軽く潅水して培養土がカラカラに乾燥することがないようにしました。鉢底の方は常に湿り気がある状態です。
先月より若干大きくなり、そろそろ第一回目の植替えになります。

9.2022年1月21日(播種後17ヶ月)

ブルゲリの実生記録 2022年1月21日(播種後17ヶ月)
秋に混んだところを間引いて移植した。

置き場所は屋外の雨除け下。気温は外気温の成り行きまかせ。時折マイナス2度くらいにはなる。潅水は週に1回程度で鉢底から水が出るまで。

10.2022年6月17日(播種後22ヶ月)

ブルゲリの実生記録 2022年6月17日(播種後22ヶ月)
上段の3ポットは昨秋間引いた実生を植えたもの。

どの株も赤みが消え、ほとんどが緑色に戻っている。
潅水は週1くらいで鉢底から抜けるまで十分に与えている。
5月半ばからは50%遮光ネットをかけている。

開花期

わたしの育て方

コノフィツム・ブルゲリの実生記録を紹介します。

1.栽培環境
 屋上の雨除け施設で加温無し。下記記事参照。
 播種から半年までは強光線や強風は避けて親株よりもやや穏やかな環境に置く。気温はマイナス2℃程度なら屋外で大丈夫。最高気温は40℃になっても問題無い。
 https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_tn_detail&target_xml_topic_id=engei_001590&target_tag=13&target_medium=&page=2

2.水やり
 播種から1年間は培養土を乾かさない。特に播種後3ヶ月ほどまでは底面潅水として常時鉢底を深さ5 mmほどの水に浸けておく。実生の根が安定する12月ころからは上面潅水に切り替えるが、底面潅水の時よりも培養土の含水量を心持ち少なく維持する。気温が高くなる4月から9月いっぱいは水分量を減らして乾き気味にする。但し、培養土を決してカラカラに完全乾燥させない。

3.病気と害虫
 培養土は必ず新しいものを使う。熱湯や電子レンジでの消毒は必要ない。
 播種後、糸状菌による立枯れを防ぐためにベンレートを散布。

4.用土と鉢
 硬質赤玉細粒、鹿沼土細粒、バーク堆肥、燻炭など適宜混合。堆肥などの腐食質は必須。無機質だけでは満足に育たない。微塵は抜く。根は湿気を含む空気が好きなので団粒構造が重要。鉢はプラ鉢。プレステラ90を愛用している。肥料はマグアンプKなどの徐放性化学肥料。

5.遮光
 5月から10月上旬の間は遮光率50%の遮光ネットを張る。周年、日照時間を最低約4時間確保する。それ未満では栽培不可能。

6.その他
 下に「コノフィツムの育て方(植物図鑑)」へのリンクが表示されていますが無視してください。その方法ではブルゲリの栽培は無理です。
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千葉県
園芸を始めた年:
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