1.種まき
2021年7月9日 気温28/22℃
タネは事前に1カ月程度冷蔵庫保存(8℃前後)していました。
クーラーボックス(45×25×25㎝)に保冷剤を2つ入れて新聞紙で覆い、その上に100均テーブルを置き種まき箱をセットしました。
事前の温度チェックで約12時間15-20℃を維持できました。
ちなみに100均の保冷材は溶けるのが早めです。
2.種まき箱
2021年7月9日
100均で購入した使い捨てのお弁当箱を利用して種まきします。
水で湿らせたキッチンペーパーの上に種をばらまいています。
普通サイズとミニを蒔いています。
3.種まき箱をセットしました
2021年7月9日
写真のような感じでセッティングしました。
これで蓋をしてしばらく放置です。
蒔いてから5時間後に温度を感知するようなので、予定では17℃前後になっていると思います。
4.15-20℃で維持できています
2021年7月10日
クーラーボックスの中は15-20度の間で維持できているようです。
5.2日目
2021年7月11日
まだ芽が出るような気配はありません。
6.割れてきました
2021年7月11日
種まきからまだ2日目で、数個種が割れてきているのが確認できました。
7.冷却方法を替えました
2021年7月12日
保冷材を包む新聞紙量を増やしたら、12時間経過後も溶け切っていなかったのでそのまま24時間様子を見ました。
庫内の温度は18℃からスタートし22℃まで上がっていました。
いい感じなので、保冷剤(400g)を3個に増量し24時間温度キープを目指します。
8.半分以上は割れています
2021年7月12日
種まき3日目になりました。
タネは6割程度割れてきています。
9.保冷剤3つ
2021年7月13日
昨日から保冷剤を3つにしています。
24時間の温度変化は14℃→23℃でした。
根が出始めているものは8割以上ありそうなので、もうそれほど温度を気にしなくてもよさそうです。
10.ほぼ根が出ました
2021年7月14日
20℃以下で維持できています。
タネは9割以上根が出てきています。そろそろプラグトレイに移し替えようと思います。
11.プラグトレーに移植
2021年7月15日
288穴プラグトレーが小河原のナフコに売っていたので、種をプラグトレーに移植しました。
土は市販の種まき用土を使用しています。種を置いた後にバーミキュライトで薄く覆って乾燥を防いでいます。
催芽で使用したクーラーボックスをそのまま使用しています。
保冷材(400g3個)の上に新聞紙とサランラップを敷きプラグトレーを置き蓋をしました。
地温は11℃→20℃で半日推移しました。
12.双葉が出てきました
2021年7月19日
今は小さな蓋つきの収納ボックス(400g保冷剤がちょうど入る大きさ)に入れて様子を見ています。
LEDは半透明のフタの上から照らしています。16時間程度
半分未満ですが双葉が出始めました。
蓋は蒸れが強いので1日で止めました。
13.ほとんど芽が出ました
2021年7月25日 室温25℃ LED12時間
連休で3日間放置状態になっていましたが、何とか生き延びてくれていたようです。このボックスの株はほとんど徒長はありませんでした。
現在、1日2回保冷剤を取り換えています。
水は霧吹き程度で、追加の水やりはしていません。あまり乾燥しないようです。
14.徒長しています
2021年7月25日 室温25℃ LED12時間
このボックスの株は数本徒長を認めたので、徒長したものは間引きました。
現在、1日2回保冷剤を取り換えています。
水は霧吹き程度で、追加の水やりはしていません。あまり乾燥しないようです。
15.本葉が出始めました
2021年7月30日 室温25℃ 保冷剤2回使用 LED12時間
本葉が出ていました。
本日から週1回ハイポネックス細粒2000倍で開始
保冷剤が必要なのかどうかはよくわからない。
16.本葉が1-2枚になりました
2021年8月3日 室温25℃ 保冷剤2回使用 LED15時間
本葉が1-2枚になってきました。
LED時間を本日から15時間に増やしています。
1日2回程度霧吹きで水をかけています。
底に敷いたキッチンペーパーが濡れなくなってきたので、今日腰水予定です。
17.本葉が3-4枚になりました
2021年8月10日 室温25℃ 保冷剤2回使用 LED15時間
本葉が3-4枚になってきました。
本日は液肥の水やりしました。ハイポネックス微粉 2000倍希釈
18.ポットあげしました
2021年8月13日
昨日から大雨ですることがないのでポット上げしました。
全部で70株になりました。
根元がぐらぐらしている株が多かったのが気になりますが、根はトレイの底から出てくるくらいに伸びていました。
本葉は3-4枚でています。
余ったトレイに蒔いていたプリムラもポットあげしましたが、こちらは根がトレイの半分ぐらいまでしか伸びていませんでした。
19.いくつかを屋外管理としました
2021年8月16日 気温25/23℃
雨の影響であまり気温が上昇しなくなったので、屋内管理の60株以外を屋外で管理することにしました。
あわせて10株程度で、しばらくは日陰に置いておく予定です。
20.大きく育っています
2021年8月21日 室温25℃ LED15時間
かなり大きく育ってきました。
Aのラベルの方が全体的に大きいので、Bがミニのような気がします。
9月になれば屋外管理を考えています。
ポットあげの時から数株屋外で管理しているものがありますが、屋内管理の方が育ちが明らかに良いです。
21.Bも育ってきています
2021年8月21日 室温25℃ LED15時間
全体的にAより小さめです。
週1回程度液肥をあげています。
22.今日から屋外管理にします
2021年8月26日 気温32/26℃
かなり大きくなってきたので、本日から屋外管理に移行することにしました。
2-3日は明るい日陰で様子を見ます。
23.比較
2021年8月26日
トレーの外のポットは8月16日から屋外に出しているものです。
徒長はしていませんが、屋内管理の株に比べると一回り小さな印象です。
24.順調に育っています
2021年9月4日 気温29/19℃
6cmポットのままですが順調に育ってきています。
つぼみをつけているものもあります。
週一回程度で通常の液肥をあげています。
25.開花しました
2021年9月5日
種まきから2カ月経過し、Bとして育てていた株が開花しました。かなり小さな花なので、Bがミニで良いようです。
思っていた以上に花が小さく、ビオラのようです。
小さいためかあまりフリルが目立ちません…
鉢上げしました。根はポット周囲を薄く這っている程度でした。
26.Aも咲いていました
2021年9月7日
普通サイズと思われるAも咲いていました。
さほど大きくない…
27.A+B寄せ植え
2021年9月12日 気温27/20℃
数日前に鉢上げしていたパンジーがきれいに咲いていました。
28.ポットを大きくしました
2021年9月12日 気温27/20℃
A・Bとも6㎝ポットから9cmポットに大きくしました。
予定では6cmのまま庭に植え付けようと思っていたのですが、庭にまだ空きスペースができてないので時間稼ぎです。
29.花が咲いています
2021年9月28日 気温30/20℃
花が咲いた後、なんだか気力が抜けてしまった放置状態になっています。そのため水切れなどで少しずつ株が減ってきています。
30.植え付けました
2021年10月2日
あまりに放置しすぎて株が減ってしまいました。
メインの庭に植え付けました。
開花期
わたしの育て方
パンジーの育て方の参考文献
https://www.applenet.jp/wp-content/uploads/rev00/167_1_3043.pdf
催芽:クーラーボックスの中で15-20℃を維持する
クーラーボックスは40×25×25㎝です。
保冷材は100均で売っているゲルタイプ400gを横並びに2個使用しました。保冷時間を長くするため新聞紙(1日分)を保冷材の上にかぶせてきます。
新聞紙の上に直接育苗箱を置くと温度が下がりすぎるので、100均のミニテーブルの上に設置しています。
この状態で約12時間保冷(15-20℃)が可能となるので、12時間ごとに保冷剤を入れ替えるので、保冷材は4個必要です。
この状態で12時間経過した保冷材は、9割がた溶けた状態になります。おそらく保冷剤を重ねておけばもう少し保冷時間を延長させることができると思います。
保冷剤を新聞紙で厚めに覆うと保冷時間が延長できました。
最終的には保冷剤を3つ使用して24時間持たせることにしました。15→23℃に維持されました。
根が少し長くなったところで288穴プラグトレーに移植しました。種まき用土を使用し、バーミキュライトで覆土しています。
本葉が3-4枚になったところで、6㎝ポットに移植しました。
移植後も屋内管理(室温25℃)で、LED15時間のもとで育てました。
8月下旬より屋外管理に移行しました。
9月のあたまに、種まきから2カ月経過して花が咲きました。
前記の参考文献より抜粋
栽培
(1) 育苗・鉢上げ
発芽適温は15~20℃で、発芽日数は10~15日となっている。発芽は25℃を越えると著しく悪くなる。明暗による差はほとんどないので覆土なしでも発芽するが乾燥を防ぐために種子の厚さだけ覆土を行う。
播種後30~40日(本葉3~4枚)になったら、9cm 程度のポリ鉢に鉢上げする。鉢上げ後はただちにかん水するが、活着までの約3週間はやや控えめのかん水とし根張りを促す。
(2) わい化剤の使用
高温期の育苗は苗が徒長するので、わい化剤処理によりコンパクトで固い苗を育てる。本葉1枚展開時にわい化剤、ボンザイ5,000倍またはスミセブン50~100倍の茎葉散布を行う。土壌潅注処理ではないので葉が濡れる程度にする。処理量は1トレイ当たり50ml とする。葉の展開を遅らせるが、葉色を濃くし、根を発達させる特性があり、がっしりとした苗に仕上がる。
わい化の効きすぎによる生育遅延や品質低下などの失敗も多いので、散布時期や濃度、品種の特性を把握して使用する必要がある。
(3) 温度管理
耐寒性が比較的強く、生育適温も昼温4~15℃で、夜温は10℃が最適で15℃では徒長し、株張りも貧弱になる。このように低温を好む植物であるが、開花までの日数は温度が高いほど短縮される。
育苗中に高温を経過する作型ではいかに温度を下げるかが良品生産のポイントとなる。
去年9月に蒔いてみたが1月まで花が咲かなかったので、今年は7月にスタートすることにしました。
7月9日:種まき(クーラーボックス使用)
7月15日:プラグトレイに移植
7月30日:液肥開始(週1回ハイポネックス微粉2000倍)
8月13日:6cmポットあげ(本葉3-4枚)
8月26日:最低気温が20℃近くになったので屋外管理開始
9月5日:開花