1.シモン・ペテロの実が色づく
2012年10月6日。
謎の実生バラ、自称シモン・ペテロの実が10月に入ってから、色づき始める。
上の実は、まだ、青く、下の実はオレンジ色。
2.再び、種まき
2012年12月5日。
シモン・ペテロの充分熟したと思われる実を、採取した。7㎜程度の2つの実。
その中に、淡いクリーム色の、3~4㎜の種が、合計7つ。
一晩、活力剤入りの水につけたあと、ポリポットに、種まき用土を入れて、種をまいた。
3.シモン・ペテロ2世の発芽
2013年3月25日。
7つ植えた種のうち、1つが、発芽。
双葉はやや大きめ、葉裏も、軸も赤い。シモン・ペテロと、ほぼ同じ。
シモン・ペテロ2世の誕生!
4.鉢上げ
2013年4月14日。
ポリ・ポットから、3号素焼き鉢に、鉢上げ。
本葉3枚、ウドンコがひどい。ここを通り過ぎれば、夏に大きくなるはずだが…。
5.4号鉢に鉢増し
2013年6月3日。
ウドンコの影響で、あまり大きくなれていない。けれど、これから夏に向かうので、シモン・ペテロの力を信じて、鉢増ししてみた。肥料もやった。がんばれ~。
本葉、ごく小さなものも含めて、8枚。
6.きれいな5枚葉が出始める
2013年7月25日。
今まで3枚葉で、子どもの葉っぱだったのが、やっと、5枚葉が出るようになった。暑くなったので、ウドンコからも抜け出せたか。
しかし、親のシモン・ペテロはこの時期には、すでに二またに分かれて、びゅんびゅん伸びていたのになあ。
気候の影響か、実に栄養が足りなかったのか。この苗の個性か。
これからに期待しよう。
7.小さなシュートと5号鉢増し
2013年10月9日。
きれいな葉でいた期間は短く、夏はハダニ、秋になってから、再びウドンコが出始めた。
でも、株元から、シュートの芽も出て来た。鉢底をのぞくと、根も出てる!
そこで、5号鉢に鉢増しして、支柱も立てる。
「ママよりは成長はゆっくりだけど、私を見て」と、言われた気分に…。(笑)
そうだよね~、丈は40㎝になったし、この子なりに大きくなってくれている。
8.花が咲いちゃっていた
2014年5月31日。
「ああ~っ!」
ノイバラ実生の「ゆ」の花後の片づけをしていて、私は悲鳴を上げた。なんと「ゆ」の足下に置いていた、シモン・ペテロ2世が一つだけの花を、咲き終わっている!
今年は、咲かないと油断していた。ごめんね~。残った咲きがらを見ると、一重の白い花びらの端にピンクが乗っていて、親のシモン・ペテロとほぼ同じだったみたい。
失敗でした~。ごめんなさい~。
9.律儀な実
2014年7月8日。
見逃してしまった、シモン・ペテロ2世の初花。(泣)
そのたった一つの花は、実になった。可愛い、まんまるな実。
ごめんね、ありがとう。
これで、今度は、実生の実生の実生ができるかも♪
この実は、ちゃんと見つめていきます。
10.花が咲いた
2016年5月14日。
実は、落ちてしまい、2015年は、花が咲かなかった。
そして、今年になり、花がいくつか咲きはじめた。母薔薇のシモン・ペテロと同じ、咲き始めは淡いピンク、だんだん白くなっていくような、小さな一重の花。
やっと会えた、シモン・ペテロ二世の花。咲いてくれて、ありがとう~。
11.2017年、咲きはじめ
2017年5月9日。
今年も、咲きはじめた、シモン・ペテロ2世。
咲き始めは淡いピンクを帯び、あくまでも優しく。この時点で、実生薔薇の「熱心党のシモン」と、そっくり。
あれ~、同じ薔薇かな、と思っていると…。
12.花開いてくると
2017年5月10日。
花開いてくると、やはり、「熱心党のシモン」とは、少し印象が違うみたい。
13.房で咲いて
2017年5月16日。
今年は、初開花から4年目なのだけど、初めて本格的に咲いてくれた。
房で咲いている様子も、なんだか力強さを感じる。先に咲いた花も、咲きそろうのを待っている。花は咲き始めはピンクで、そのうち、色がさめて白い花になってくる。
14.2017年全体像
2017年5月19日。
ほぼ満開に近くなった。全体像は、こんな感じ。実生の実生、可愛い一品となってくれた。
薔薇の実生は楽しい。
それならば、実生の子が大きくなり、花を咲かせて、実をつけた、それを種まきすれば、もっと、楽しいかな?
実生の実生。
前にレポートした、品種名不明の実生薔薇、自称シモン・ペテロの実を採って、種を取りだし、再びまいた。
実生の実生は、母親とそっくりなのか、そうではないのか。おもしろそうだから、追いかけてみよう。
以前のレポートの、続編のはじまり、はじまり~。