1.植え替え
この鉢に寄せ植えしたのは2011年の初夏。
大きいのが親株で小さい二つの株は子吹きして増やした子株です。
植え替えは春と秋が適期です。
数日前から水をやらずに鉢土を乾燥させておきます。
株を鉢から抜いたら古い土は全部落とします。
傷んだ根や細かい根は取り除き、伸びすぎた長い根は株の半径程度に切り戻します。
病気や根腐れを防ぐため、日陰で2〜3日、切り口を乾燥させてから用土に植え付けます。
2.増やし方
サボテンの増やし方には、実生、子吹き、さし木などがあります。
実生は種をまいて発芽して生長する事。
子吹きは親株から自然に子株が出る事で、その子株を離して植え付けます。
さし木は株を適当な所で切って植え付けます。
写真は子吹きした子株を親株から離したところです。(2007年9月)
3.増やし方〜子吹き〜植え付け
子吹きした子株を植え付けます。
用土は乾燥した培養土をそのまま使います。
植え付けるというより、用土の上にそっと置く感じです。
草木の植え付けの様にすぐに水を与えてはダメ!
水やりは発根してからなので、植え付け後ときどき株を持ち上げて根が伸びてきたかどうか観察します。
根が1〜2mmほど伸びてきたらたっぷり水をあげます。
4.増やし方〜子吹き〜発根
子吹きした子株を植え付けて2週間後。
株を持ち上げてみるとまっすぐなしっかりとした根が伸びています。
これで水やりをスタート!
乾かさない様にたっぷりあげます。
その後はどんどん根が伸びるので、そっと持ち上げて抜けないくらい根が張ってきたら普通の水やりにします。
5.増やし方〜子吹き〜生長
子吹きした子株を植え付けて5年後。
根が上手く張らずに枯れてしまった株もありましたが、ずいぶん大きく育ちました。
日を浴びて青々としています。
すき間がなく窮屈そうなので、そろそろ植え替え時です。
6.増やし方〜さし木(胴切り)〜植え付け
別のサボテンですが、さし木(胴切り)の実例です。
株の適当な所で水平にカットします。
切り口の周りを斜めにそぎ落とし、1ヶ月くらい乾燥させます。
乾燥した用土に植え付け、根が出るまでは日焼けを防ぐためにティッシュをかぶせておきます。
根が1~2mmほど出てきたらたっぷり水をあげます。
写真は切り口の周りを斜めにそぎ落としたところです。
古くなった株や姿の乱れた株を再生したい時にも有効です。
7.増やし方〜さし木(胴切り)〜生長
8.寄せ植え〜準備 1
子吹きで増やして生長した子株を植え替えを兼ねて寄せ植えにします。
数日前から水をやらずに鉢土を乾燥させておきます。
株を鉢から抜いたら古い土は全部落とします。
伸びすぎた長い根は1cm程度に切り戻します。
病気や根腐れを防ぐため、日陰で2〜3日、切り口を乾燥させておきます。
写真は鉢から抜いて土を落としたところです。
株の大きさに比べたらずいぶん長く伸びた根にびっくりです。
9.寄せ植え〜準備 2
子株といっしょに植え付けるサボテンの苗を購入しました。
購入したサボテン
金鯱、黄金司、尾形丸、般若、鬼雲丸、玉翁
どれもホームセンターで1つ128円でした。
10.寄せ植え〜準備 3
購入したサボテンの苗の土を落とし、伸びすぎた長い根は1cm程度に切り戻しました。
日陰で2〜3日、切り口を乾燥させて寄せ植え準備完了です。
※そだレポ ~続・サボテン栽培~ へ続く
十数年前にプレゼントされたものです。
最初は家の中にグリーンインテリアとして置いていました。
10年前の引っ越しを機にベランダで育てる様になると、花を咲かせる様になりました。
それからは植え替えしたり増やしたりして栽培を楽しんでいます。