咲かぬなら咲かせてみせようクリダンサス

えぬ
えぬさん
成功談
植物名 クリダンサス
品種名 フレグランス
地域 新潟県 場所 栽培形態 鉢植え
日当たり 日なた(一日中) 満足度
ジャンル

栽培ストーリー(わたしの育て方レポート)

咲かぬなら咲かせてみせようクリダンサス

咲かぬなら咲かせてみせようクリダンサス

作成日:2013/08/23
最終更新日:2013/09/29

ペルー原産のヒガンバナ科。
柑橘系の香り高いと噂されるその花は咲きにくい球根として世界的に愛好家の間で有名。
以前植えてみたものの、全く咲かず放棄。
今回、3パターンの植え方で再度チャレンジです。
果たして咲くのか? 咲かないのか?

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  • 球根

    1

  • 植え付け

    2

  • 発芽

    3

  • 出蕾!

    4

  • 花茎が伸びて~

    5

  • 咲きそう~

    6

  • ついに咲きました!

    7

  • 2輪めも開花!

    8

  • もう1球開花!

    9

  • 夏の様子

    10

1.球根

咲かぬなら咲かせてみせようクリダンサス 球根
2013.3.16~23
店頭で大球2球入りを2袋、通販で5球入りを2袋計14球を用意。分球芽が多いもの、球根の大小様々。
期待は店頭購入の大球。幅4.5㎝と特大。
(この写真では12球)

2.植え付け

咲かぬなら咲かせてみせようクリダンサス 植え付け
2013.4.1
3鉢に植え付け。
5号素焼きは普通に、白い鉢は無機質無肥料で、茶色の鉢は栄養たっぷり与えて。

3.発芽

咲かぬなら咲かせてみせようクリダンサス 発芽
2013.5.27
発芽してきました。
茶色の栄養豊かな鉢は葉がぐんぐん伸びています。
これは望み薄~(--;

4.出蕾!

咲かぬなら咲かせてみせようクリダンサス 出蕾!
2013.5.31
白い鉢(無機質・無肥料)の中の1球から蕾が出てきました!
ついに奇跡的な開花が見られるかも~(^^)

5.花茎が伸びて~

咲かぬなら咲かせてみせようクリダンサス 花茎が伸びて~
2013.6.2
花茎が伸びてきました。すごいスピードです!

6.咲きそう~

咲かぬなら咲かせてみせようクリダンサス 咲きそう~
2013.6.3朝
もう蕾が開きかけています。
黄色の発色が美しい…

7.ついに咲きました! 注目!

咲かぬなら咲かせてみせようクリダンサス ついに咲きました!
2013.6.3午後3時
ついに開花しました!!(^^)
ある意味ヒマラヤの青いケシよりも実物を見ることができない花を見ることができて感動~
レモンとライムを混ぜたようなやや青い柑橘系の香りも素敵です。
花径5㎝、長い花筒10㎝、草丈10㎝

8.2輪めも開花! 注目!

咲かぬなら咲かせてみせようクリダンサス 2輪めも開花!
2013.6.5
1花茎に2輪めも咲きました。
やはりヒガンバナ科ぽい姿です。

9.もう1球開花! 注目!

咲かぬなら咲かせてみせようクリダンサス もう1球開花!
2013.6.14
遅れること約10日後、素焼き鉢の特大球の中の1球が開花しました!
これは1茎1花です。

10.夏の様子

咲かぬなら咲かせてみせようクリダンサス 夏の様子
2013.8.23
その後の様子。1輪目は結実はしましたが、種はできていなかった模様。
夏の状態はこんな感じでスイセンを細くしたような葉。
花後ぐんぐん伸びて30~40㎝位になっています。
この後、再度3パターンの実験開始です。
・徐々に水を切り、徐々に休眠させる
・即水を切り、強制休眠させる
・そのまま秋まで放置し、自然に葉が枯れるのを待つ
さて、来年開花する球根は出てくるのか~?

開花期

わたしの育て方

ペルー原産の半耐寒性球根です。
咲かない球根として一部の愛好家の間では世界的に有名。
種苗会社に問い合わせても、自生地、生態に不明な点が多く、3パターンの栽培方法で実証。
成長記録の詳細は日記もご参照下さい。

【球根購入】
店頭で2球入りを2袋、通信販売で、5球入りを2袋の計14球購入。

【植栽パターン】
1.普通の球根の用土(自前の培養土)
2.無機質のみ。無肥料
3.1に加え、有機質肥料を元肥にして栄養豊かに。

【用土】
1と3は水はけの良い自前の培養土。
軽石、鹿沼土、焼成赤玉土、バーミキュライト等無機用土にバーク堆肥と籾殻堆肥を2割混合。
2は有機質を入れないもの。

【鉢】
1は素焼きの厚手の深型5号。タイ製。
2と3はプラの7号深型。

【植え付け】
4月1日。
1.分球芽の少ない特大球3球
2.分球芽や球根の大小にかかわらず5球
3.2と同じで6球
球根の植える深さは1球ずつ微妙に変え、頭がちょっと出る位から、2個分の深さまで様々に。

【発芽】
5月中旬から発芽し出す。

【管理】
亜熱帯原産なので、暖かい屋外で管理。
日当たりの良い場所で。土の表面が十分に乾いたら水やり。

【肥料】
素焼きと白い鉢は花後3回ほど1000倍に薄めた液肥を与えました。
茶色の鉢はさらに固形肥料も追加し、徹底的に肥培。

【成長・開花】
開花する株は葉の出現とほぼ同時に出蕾しますので、すぐ分かります。
花持ちは悪く、1花は3日しか持ちません。

【考察】
自生地がペルーという情報だけで、ペルーといっても広く、地域によって気候は様々。砂漠地帯・熱帯雨林帯・山岳帯と大きく3地域に分けられ、そのどこに原産するかも情報が不足しており不明。
・出蕾から開花・結実までのスピードがものすごく早い
・栄養と水分が豊富にあると花芽分化せず葉の成長が優先される
・常緑性の何度も花茎を立ち上げるタイプではない
・球根はある程度大きい方が良いが、それ程関係ない
・球根の力だけで開花、成長できる余力を持つ
以上から、砂漠地帯か山岳帯のどちらかと予想。
球根は栄養繁殖(分球)が盛んで花芽分化が起こらず、そのため開花率が非常に低い植物。今回は14球中2球開花、確率として1/7ですが、まだ良い方。全く咲かない方も多数いらっしゃると聞きます。
球根はオランダのたった1カ所のナーセリーで生産されており、しかも初代は高齢で引退されて詳細がよく分からないという。「これだけ大量に生産しておいて?」って感じですが…
花芽分化に必要な条件は何か、今後の3タイプの育生方法の結果、来年どうなるか期待と不安ですね。
このそだレポは継続します。

★続編「クリダンサスその後」へ続きます。★
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新潟県
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1976年

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