ミラクルフルーツ・ツインズ

＜栽培環境＞
25℃程度が適温、20℃以下で成長が止まり、7度で枯れる。水は大好きな植物。水枯れに気をつける必要あり。
一度環境を悪くして元気がなくなると、復活させるのに時間がかかる。注意が必要。
常に成長している環境を作ることが大事。（赤い若葉が常に出てきている状況）

＜日光＞
文献によっては遮光するべきというものもある。日本で育てるのであれば、日光の絶対量が少ないため、遮光の必要はなし。また、昼と夜の区別(明るさ）は必要。

＜用土・鉢＞
ミラクルフルーツは酸性（ｐｈ5.5～5.8）の土壌で、水はけがよくて、その上水もちがいい土が望ましい。
毎日きちんと水をあげることのできる環境で水はけを優先。水を多くあげすぎた時に水持ちがいいと根腐れを起こす。
赤玉土５：腐葉土３：ピートモス２の割合の土などが望ましい。

鉢は基本的に小さめ。根が絡み合った方が実をつけやすい。鉢を大きくしてしまうと、木自体はよく育つが花や実をつけなくなる。
植え替えは基本的に2年に1回くらいが目安。植え替えをして半年から1年は結実を期待しない方がいい。

＜肥料＞
肥料は基本的に少なめ。肥料をあげすぎると、木自体はよく育ちますが、花や実をつけなくなる。

＜病害虫＞
これといった病気はなく、カイガラ虫、アブラムシが付着する。薬剤を塗布するか、直接駆除する。

＜開花から果実まで＞
成長は非常に遅い植物。種を撒き、芽が出てから果実をつけるまで、通常の家の中で育てるのであれば約7年かかる。
(覚え方：桃栗3年、ミラクル7年）
現在は研究が進み、４年で果実をつける。最終目標は３年で実がつくようにしたい。
種を蒔くときは、縦には植ず土を完全に被せない。（横置き）３０℃くらいの気温で２～３週間程度で発芽。
種は乾燥に弱いため、すぐに植えないのであれば、水に浸しておく。(基本的に熱帯植物の種は乾燥に弱い。）なお、冷凍させた種からは芽が出ない。
挿し木も可能ですが、根が生えるまで半年程度かかり、管理が悪いとその間に枯れてしまう。
また、取り木も可能。ある程度太い枝を用い、３ヶ月程度で根が生えるので、そのときが植え替えする。

＜実について＞
白い米粒大くらいの花を咲かせるが、基本的に自家受粉性。筆で軽くたたくか、木を軽くゆすったりすると、実をつけやすい。
花が咲いても実がつくのはその半分程度。湿度がないと実はつきにくい。
原産地は西アフリカの赤道直下の植物。温度と湿度が必要。
なお、赤くなった実にしか酸っぱいものを甘くする成分（ミラクリン）は含まれていないので、青い実を食べても効果はない。