1.11月18日 植付け開始
購入したガーデンシクラメンは全部で3鉢。代表的な赤、フリル咲きの白、シックな赤紫です。これまで、ここにシクラメンを植えたくて芝を引いていた空間に、戴いたベゴニアの鉢を置いていたのですが、シクラメンを購入し、ベゴニアを少しずらせて、小高い石を背に、椿の根方に赤を植え付けました。
2.11月18日 残りの2鉢
元気いっぱいの初日の植付け。後から、「みんなの園芸」に所属している方に教えていただいたのですが、この時に、「根鉢を崩して植えるべきではなかった」と知りました。赤は、割と根が回っていたので肩の部分と底の方を軽くほぐしてから植え付け、白は、ポットから外したときにばらばらと落ちてくる状態で、あまり根が張っていなかったので、ほとんどそのままで植え付け、赤紫は、肩はいじらずに底の部分だけ少しほぐしました。
3.11月21日 それは白から始まった
19日、植付け直後からいきなり、冷たい雨が降ると思えば晴れたりと、くるくる変わるお天気でした。翌日の20日も、冷たい風が吹き、まだ根が張らないうちからこの天気はさぞかし堪えたのでしょう。白がまず、寒さにやられました。そして、21日の朝からこの家人手製の被り物をすることになりました。段ボールなので、風を凌ぐことはできるでしょう。これに対し、赤も赤紫も元気です。植付け位置の問題でしょうか?
4.11月22日朝 少し持ち直す
様子を見ると、少し生き返ったような・・でも、まだ完全ではありません。もう少しこのまま様子を見ましょう。ひとまず、家を空ける前に何かできることは、草木灰を足元に置いておくこと。
少しは違うかも・・・
5.11月22日午後3時半 赤紫撃沈
家に戻ると、隣の赤紫が昨日の白の状態に・・・
白に囲いを作ったことで風の流れる方向が変わり、まともに冷たい風を受けることになったようです。
緊急保護対策を講じることにしました。
たぶん根が張っていないのだろうというのを前提に、時間をかけずに応急処置し、その後で根元をマルチングすることで、何とか乗り切ろうと決めました。
6.11月22日午後5時頃 応急処置完了
時間をかけずに応急処置ができるよう、手近にあった果物の底に敷かれていたプラスチック製の底敷きと、惣菜などを入れるプラパックをホッチキス止めすれば、サイズは合いそうです。そうやって、先に被せておいてから、カイヅカイブキの剪定作業に入ります。これが、マルチングの材料になるのです。石組みに守られた赤は依然元気でしたが、もちろん、こちらにも予防のためにマルチングしておきました。
7.11月23日朝 元気な赤
何もかぶせることなく元気なままの赤にも、念のために一緒にマルチングをして、寒い一晩を明かしました。
この日は、マルチングのおかげか白も赤紫も幾分しゃんとしてきたように思います。
とりあえず、一番温かいお昼間の2時間半を、何もかぶせずに過ごしてみましたが、白は回復したのか割合しゃんとしていましたが、赤紫は少し風除けを取るのが早すぎたようなので、また、被せて様子を見ました。
8.11月24日 回復の兆し
もうかなり順調で、白も赤紫も、後ろに風除けとなる衝立があれば、頑張れそうです。
9.11月25日 完全回復の直前の土砂降り
翌朝から雨風の強い一日となり、どうしても雨除けの必要性が出てきました。まだまだ、完全に回復しているとは思えないからです。作ってあった段ボールの囲いとほぼ同じ高さの素焼きの鉢を、赤と白の間に置き、橋渡しするような形でスダレを載せることにしました。これでこの雨も少しはしのげるはず…
10.11月26日 根付いたかも・・
相変わらず、赤は雨の後も元気でした。気になっていた白や赤紫も、どしゃ降りの中で夜を明かしても元気でいてくれました。これで根付いてくれたのかも知れません。ガーデンシクラメンという小さな花たちが、気づかせてくれたこと。耐寒性があるといっても、シクラメンに比べてという位で、庭木と同じ考えでいてはいけないこと。だからといって、諦めてはいけないということ。まだまだ、これから寒くなります。毎日が勉強です。
シクラメンは好きで何度か戴いたことはありますが、いつも春が過ぎ、お花が終わると根腐れを起こして、枯らしてしまっていました。ガーデンシクラメンは丈夫で、室内ではなく戸外で冬越しもできると聞いたので、花屋の友人に注文したのがきっかけです。ただ、丈夫という概念が、庭木を相手にしてきたのとはかなり違っていたようで、条件の悪い戸外でも楽に冬越しさせてあげられるよう努力の日々の記録です。(11月22日撮影)