1.花芽発見時点(6/21)
第2花に気づいた日に撮影。
葉の間からクリーム色のプツプツしたものが見えている。
この時点で第1花の存在にも気づいた。第2花の6/30(開花に気づいてから10日近く経った後と同じ程度の状態で見つけたことより、第1花は既に開花してから10日程度経っていたと思われる。)
2.花芽発見から4日目(6/24)
6/24の写真。
先のプツプツは花穂の先端が見えていたもの。この花穂がだんだん伸びながら色もクリーム色から赤味が増す。
通常の花であればどこかで満開状態となりしばしはその姿をとどめるが、観音竹に至ってはずっと形状、色が変化し続ける。
次から数枚の写真はこの2枚目の写真以降の極めてドラスティック(劇的)な日々の変化の様子を示す。
3.花芽発見から5日目(6/25)
6/25の写真。
花穂が分かれ出しているのが見られる。
花穂の茎も花と見られるたくさんの小さい粒状の蕾もしくは花もオレンジ色に近い。
4.花芽発見から6日目(6/26)
6/26の写真。
昨日と比べ明らかに枝分かれが進行したのがはっきり分かる。
インターネット等で観音竹の写真として掲載されているのはこのあたりが一番多そうである。
理由は、多分見た目の問題で、このあたりが一番見栄えが良い。
この植物の生理的な状況につき知見がないため、本来どこが正しい満開状態であるかは判断できないが、後述で私見は述べてみたい。
5.花芽発見から9日目(6/29) 満開か
6/29の写真。
先の写真撮影から一日経った6/27に分岐が一気に進みこの5枚目写真状態にほぼ到達。
まだ枝も花らしきものも含めて花穂全体はオレンジ色からこの時期が一番赤みが強くなっている。
この状態は7/1まで続く。
私見として数日間であるが変化が緩やかで色の濃さからこの状態が満開ではないかと考える。
先に開花した第一花は6/21に発見した時点でこの写真の状態であった。
6.花芽発見から11日目(7/1)
7/1の写真。
花穂はここからさらに伸びる速度が上がった。
ただし枝の色が褪せ出して緑がかってきており、花も色が変わっている。また、花穂の枝は急に再度伸長したせいか細くなっている。
7.花芽発見から15日目(7/5)
7/5の写真。
さらに花穂の茎が徒長し色褪せが進んでいる。
第一花の変化からみて、多分このあたりで徒長は収まり色褪せと細っていくのはさらに徐々に進行するものと推測する。
8.7/5の第一花(開花後推定25日)
先に咲いていた第一花の7/5の写真。 従って、第一花が第二花より10日先に咲いていたという過程が正しければ開花後25日程度と推定される。
ほぼ弱枝かと思えるような状態に花のポツポツだけが残っている。
9.7/5株全体 ~今後 および お礼~
本そだレポはここまでとします。
本ページも含めた残り2枚は何らの変化があたりして追加報告する場合に使用します。
私が書くとどうしても技術レポートみたいになります。堅苦しいそだレポにお付き合いいただき有難うございました。
10.あれれ。 今年も咲いちゃいました
これまでのそだレポは2014年に観音竹が開花し、調べてみたら何十年に一度で大変珍しいということでレポートしましたが、今年(2015年)の6月初にまた開花しているのを見つけました。 今回は一輪でした。
去年は次回の開花は生きているうちに見れないと思いましたが、有難いことに、いとも簡単に見れました。
観音竹は必ずしも何十年に一度の開花では無いことが分かりました。
非常に珍しいと思われる観音竹の開花過程を花穂が見え出す開花開始から観察することができました。本来のそだレポとはちょっと違いますが、この珍しい開花現象を記録に残し、広く皆様にも公開させていただきたくアップします。表紙写真は満開と思われる時点での株全体写真です。