中秋の青いスイートピーを鉢で楽しむ

uesugi
uesugiさん
成功談
植物名 シカクマメ
品種名 四角豆(うりずん豆)
地域 京都府 場所 ベランダ 栽培形態 鉢植え
日当たり 日なた(半日) 満足度
ジャンル

栽培ストーリー(わたしの育て方レポート)

中秋の青いスイートピーを鉢で楽しむ

中秋の青いスイートピーを鉢で楽しむ

作成日:2014/07/14
最終更新日:2014/10/26

四角豆はスイートピーに似た淡いブルーの花を秋に咲かせます。

若いサヤを食べる野菜として畑で育てたり緑のカーテンにして繁らせるのもいいのですが、ここでは花を観賞する目的で、場所をとらない鉢植えにして育ててみます。

夏咲きのスネールフラワーが“真夏の青いスイートピー”なら、四角豆はさしずめ“中秋の青いスイートピー”ですね。しかもこの青い花、エディブルフラワーとして生で食べられるんです。(※)

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  • 8月1日 種まき

    1

  • 8月21日 成長中

    2

  • 8月30日 定植

    3

  • 夜は寝ます

    4

  • 10月10日 開花

    5

  • 7月21日 シーズン2

    6

  • 7月24日 双葉

    7

  • 8月19日 成長中

    8

  • 9月30日 開花

    9

1.8月1日 種まき 注目!

中秋の青いスイートピーを鉢で楽しむ 8月1日 種まき
シカクマメといっても四角いのはサヤなので、タネは普通の丸いお豆さんです。

花が目的でツルをあまり伸ばしたくないので、畑で育てるよりもずっと遅い、8月1日に種をまきました。

なお2年前に買った古いタネでしたが、冷蔵庫で乾燥保存していたおかげか十分な発芽率でした。

2.8月21日 成長中

中秋の青いスイートピーを鉢で楽しむ 8月21日 成長中
本葉3~4枚の頃です。エダマメの葉っぱによく似てますが、エダマメほど毛深くないですね。

3.8月30日 定植

中秋の青いスイートピーを鉢で楽しむ 8月30日 定植
5号スリット鉢に定植しました。2日前に親蔓を摘芯したら葉っぱの脇から小さな芽が出てきています。

このあとツルが伸びてきたら支柱を立てます。

4.夜は寝ます 注目!

中秋の青いスイートピーを鉢で楽しむ 夜は寝ます
夜は葉が閉じたようになっています。

眠っているみたいで可愛いです。

5.10月10日 開花 注目!

中秋の青いスイートピーを鉢で楽しむ 10月10日 開花
秋10月になって開花しました。

この年は、写真を撮ったのはここまででしたが、霜が降りる頃(11月中旬)まで青い花を楽しめました。

ただし、ツルを伸ばさなさすぎたせいか一度に咲く花数が少なく、ちょっと寂しい感じでした。

次はもうちょっと早くタネを蒔いて、ツルを複数伸ばすほうがいいかもしれません。

(2014年の「シーズン2」へ続く……)

6.7月21日 シーズン2 注目!

中秋の青いスイートピーを鉢で楽しむ 7月21日 シーズン2
今年は7月15日に、市販の種まき専用土とジフィーポットを使って2鉢分、1鉢に2粒ずつまきました。

4年前のタネでしたが約6日で発芽してきています。

7.7月24日 双葉

中秋の青いスイートピーを鉢で楽しむ 7月24日 双葉
双葉が開きました。2ポットに2粒ずつ計4粒まいて、3つ発芽しています(発芽率75%)。

育ちの良いポットのほうを5号スリット鉢に定植しました。鉢植えなので2本立ちではなく、いずれ1本にする予定です。

8.8月19日 成長中

中秋の青いスイートピーを鉢で楽しむ 8月19日 成長中
親蔓を摘芯して1週間くらいの状態です。子蔓が伸びてきています。

ちなみにベランダの強風で株元がぐらつかないよう、竹串で支えています。もう少し伸びてきたら支柱を立てます。

9.9月30日 開花

中秋の青いスイートピーを鉢で楽しむ 9月30日 開花
開花しました。

ただし今年はなぜかツル先が途中でいじけて伸びが止まり、葉が縮れたり、新芽が枯れたりしました。原因は、水切れかホコリダニじゃないかとも思うのですが、結局よくわかりません。

ツルは今頃になって別の脇芽から順調に伸びてきているのでしばらく様子を見ますが、複数のツルを伸ばしてたくさん花を咲かせることはちょっと難しそうです。

開花期

わたしの育て方

※本当のスイートピー(マメ科レンリソウ属)には花にも種子にも毒があるので注意。

育て方は一般的なシカクマメに準じますが、大きな違いは鉢植えで花を観賞するのが主目的なので、ツルが伸びすぎないように通常より遅い、真夏に種をまきます。

【栽培環境】
日なた。よく日に当てないと花が咲きにくくなります。ただし短日植物なので、夜は庭園灯や街灯などの光が当たらない場所に置きます。

【水やり】
鉢土の表面が乾いたらたっぷり。

【肥料】
マメ科で根粒菌がつくのでツルボケしないよう、チッ素(N)の割合が少ない肥料を少なめに与えます。元肥として緩効性化成肥料を規定量。葉色を見ながら液肥で追肥。

【病気と害虫】
カメムシと葉ダニに気をつけます。エディブルフラワーにするなら薬は正しく使います。

【用土と鉢】
マメ科は連作を嫌うものが多いので、新しい市販の草花野菜用培養土を使います。生育後半、つるが繁ると乾燥しやすくなるので、素焼き鉢よりもプラ鉢や塗り鉢が適します。

【主な作業】
・種まき
7月中旬~8月上旬にまきます。シカクマメは一般的に短日開花性が強く、たとえ早く種をまいてもツルばかり伸びてなかなか花が咲きません。これを逆に利用して、あえて種まきを遅くすることで、ツルをあまり伸ばさずに秋の花を楽しみます。

なお、マメ類は朝顔などと違い、タネを一晩水につけたりすると窒息して発芽率が下がってしまうことがあるので、湿らせた土に直接まきます。

・摘芯
仕立てかたは伝統的な朝顔の「あんどん仕立て」に準じます。親ヅルは本葉5~6枚を残して摘芯し、本葉3~5枚目の脇芽から出る子ヅルのうち最も元気の良い1本を伸ばし、花が早く咲きやすくします。

・花ガラ摘み
若い実を食べたり種をとらない場合は、花ガラを摘みます。花は咲いた日に咲き終わる“一日花”なので、花数が少なくても遠慮なく摘んでエディブルフラワーとして利用できます。
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庭、室内、ベランダ
住んでいるところ:
京都府
園芸を始めた年:
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