1.ガラスに水を入れてみる
2015年1月20日
水遣りすると根から気泡が立つ。量が少ないのはそれほど活発に動いていないからか。水遣り当日と二日目の花瓶の湿度は90%、三日目で80%に下がる。
外は何週間も雨が続いている。天候不順と、開花中のデンドロビウムなどを長持ちさせるために室温を低く設定している分、部屋の湿度は高く、60%。
この三ヶ月、日照は限りなく0に近い。最後にお天道様見たのはいつだっけ…まだありますよね、太陽。
2.植物灯を導入
2015年2月 冬場の日照不足対策に、植物灯を購入。窓の外から見ると、何ともいかがわしい妖しげな色。LEDで温度が高くならないので、かなり近づけて使える。一月で、バンダの隣に置いてあるストレリチアがめきめき大きくなった。
3.枯れてません!どころか花芽が!
2015年5月
新根がどんどん伸び、根が折れたところからも新しく発根。ソテツのように硬い葉の間をのぞくと、小さな花芽が出ている!
4.もう一鉢のアスコセンダ
そだレポ開始後に買い足した赤いアスコセンダ。HC で水に浸かったままだった処分品。腐った根を切り、柔らかい筆で根についたコケを落とした。もう一鉢と比べ、葉がやや薄く、ひょろひょろと長い。こちらも元気な新根が出始めた。日照時間も長くなり、水遣りの頻度を3-4日おきに増やす。
5.購入後の初花
2015年7月4日
5月に出た花芽が満開になる。葉色は褪せている。濃い緑の間は咲かないというのは本当らしい。
6.赤い方も咲く
2015年8月27日
追加購入した赤も咲く。花茎があまり伸びず、団子のようになってしまった。
7.今年二度目の花が満開
2015年11月1日
今年二度目の花が満開になる。10月末、冬時間に戻り、植物灯の照射を再開する。4—5日おきの水やりと、2週に一度の液肥のみで、拍子抜けするくらい簡単に咲く。
開花期
わたしの育て方
生産者による育て方
http://www.vanda-by-anco.nl
温度: 18-27℃ 一般的な室温
光: 十分に光が当たれば一年中生長する。真夏の直射日光は避ける。光が不足して葉が深緑になったバンダは咲かない。開花期に十分光を当てると鮮やかな花色になる。
水遣り: 天気が良く暑い季節には週2回、曇天で涼しい時期には週1回花瓶に水を入れる。30分ほどして根から気泡が出て来なくなったら水を捨てる。
肥料: 月1回バランスの良い液肥を与える。
花後の手入れ: 花枝を切り、涼しい場所に数週間置いて花芽分化を促す。15℃以下にならないよう留意。水遣りは継続。暗い場所に置く必要はない。光線量次第で期間は変わるが、数ヵ月後に花茎が伸び始める。
我が家の栽培環境:
室温; 17-22℃、真夏は26℃くらいまで上がることがある。石の家なので、昼夜の温度差はほとんど無い。
湿度: 通常は30-60%、暖房だけでは寒い日に暖炉を使うと20%台に下がる。
光: 窓が多く明るいが、特に冬場は日照時間が短い。
水遣り: バンダ大好きGGさんに教えていただいたように、汲み置いて室温にした水。少し冷たいようなので、湯を加える。
日照は絶対に不足するので、人工的な補助を考慮中。
HP には夏の直射日光云々以外に日光という言葉はなく、光とある。『神様は大地を創られた。オランダだけはオランダ人が造った』と言うくらい、足りないものは補って園芸大国を築いたオランダ人。
が足りなかったら
処分品コーナーにあった花後のオランダ産アスコセンダ、ガラス花瓶込みで10ユーロでした。ラベルにはいとも簡単に育てられるようなことが書いてあります。お隣の園芸大国、オランダ人を信用していないわけではありませんが、何せ口八丁手八丁、ツユクサを『東洋の秘宝・青花球根地生ラン』のキャッチで売りに出す商売上手。その手に乗るか、と今まで避けていた花瓶入りバンダ、この機会に生産者の言うとおりに育ててみます。