1.7月27日 和棉の実(青梅綿)
7月の頭に咲き始めた花には、もう実がついています。
硬い表皮に覆われていて、とても重たい感じ。
花の可憐な印象とはずいぶん様子が違います。
医療用によく使われているのは脱脂綿ですが、脱脂していない綿のことを青梅綿(せいばいめん)と言います。
「なんで青梅なの?」とずっと思っていたんですが、これで謎が解けました!
2.8月6日 次々と開花
8月に入ると、薄黄色の花が次々と咲き始めました。
下段で咲いているピンクの花はハイビスカスです。
同じアオイ科の仲間なので、よく似ていますが、大きさは半分くらい。
薄い黄色に臙脂色のブロッチが効いています。
3.8月10日 花色の変化
和棉の花は、色の変化も美しいです。
蕾のときはほぼ白いのですが、花びらが開くと黄色に、しぼみ始めるとオレンジがかったピンクになります。
私は、このしぼみかけた時の色が大好きです。
4.8月22日 綿花ができた!
青くて固かった実がはじけて、白い綿が顔を覗かせました。
最初はまとまっていた綿花が、萼が茶色くなるほど乾燥してくると、徐々に開いてきます。
「綿花」という言葉どおりに、白い花が咲いているみたいに。
5.8月22日 綿花の収穫
綿花を収穫してみました。
ひとつの綿花には綿毛のかたまりが3つまたは4つ、ついています。
そしてそれぞれのかたまりの中には5〜6粒の種が。
綿毛の中にくるまっているというよりは、綿毛が種から生えている感じ。
6.綿毛の秘密?
こちらの本によると、綿毛は種のいちばん外側の表皮が変化してできるものだとか。
だから、1本の綿毛はひとつの細胞なんだそうです。
そして、綿毛の中心は空隙になっていて、そのおかげで綿はとても軽いんだとか。
7.2015年 和棉の収穫量
夏から秋、そして寒くなってきても次々に花が咲き、次々に綿花を採取していきました。
神戸の気候が温暖だからか、我が家のベランダの環境が気に入ったのか、12月に入っても小さな花が咲いていたほど。
最後は冬支度のために抜き取りましたが。
2015年夏の和棉の収穫量は、11株から
綿花 256個 156g(種込み)
綿花ひとつあたりに5個の種が入っているとして、種の収穫量は約1280個
でした。
編み物SNS "Ravelry" で知り合った編み・紡ぎの仲間から「和綿の種を分けてもらえる」と聞き、数名で同時に育ててみることになりました。
無事にコットンボールを収穫し、糸として紡ぐことが目標です