1.めったにない材料
9,24昨日松のたまを落としたものです。
こんなのふつう切れません。どんな剪定をしているのか見て頂くのには最高の材料です。
大小2本です。
今からの説明は強剪定した次の年の枝作り剪定です。
2. 小さな方の剪定です
枝のバランスと枝の中心に違和感のない小枝を残します。
葉の枚数で明るさが変わります。
また小枝の伸ばし具合で小枝の密度も帰れます。
つまり明るくて手間がかからないのです。
それにたまのかさも出ます。
延びたときに枝が垂れたりするので、しません。
3.上からの写真です
3,4本の小枝が出ている白くなった所が昨年の芽があったところです。、強剪定のした勢いのある木でないとこんなに小枝は出てきません。
大きくしていくと徐々に新しい小枝の数が少なくなりますが、地松と言われるその地の松は、脇芽吹きが良いのです。
このまま球を作ってみたいですが、お得意様の予算もありますからね。
これ結構ネックになるのですよ。
4.大きな枝です
枝のバランス。その塊がたまになります。
5.もし枝と指摘に残っていれば
上の枝を強剪定をしましたのでこの姿になりますが、葉を手もみして居ますのでこれは時間のかかる強剪定です。
次のが時間のかからない強剪定です。
6.昨年の葉でも切ります。
昨年の葉の上でも切りますが、長い所は中芽でひね葉も残します。
短い小枝はそのままでひねもそのままですが、玉の影の濃淡は避けたいので上から下からつまんで抜いたりします。
この木は芽吹きの癖がついた木ですので、先ず枯れません。
この木は葉が、立ちますので葉を切ると見れる木になりま
す。
雨に合うと松の葉は立ちます。「しぼむ」
7.4年目悪戦苦闘の松
吹かない、芽吹きが悪い木。
2,30年お家で剪定されていたのでしょうか。
芽吹きが悪いために枝がどんどん伸びて最初の形が相当崩れています。
4年もたつのに小枝の出来も悪いです。
仕上げは依然と違ったものになりましたが、まだまだ、まだまだ。やりがいのある木です。
8.枝が抜けるようになってきました。
剪定1年目で大きく造り直すか徐々に切って作って行くかの選択をしますが、お得意様の手前徐々にがほとんどです。
大きな枝は、小枝が詰まって玉が、しっかりとしないと抜くことが出来ません。
手前の枝は詰まっていますが、不要な所の枝か、ひょろひょろと無駄に伸びた枝だったと思います。
あと4,5年かかるかなぁ。楽しみ楽しみ。
9.家の剪定パート2
この木も7の木の持ち主の遠縁の方でやはり実家で剪定されて居ました。
このような木を1日3本剪定します。中々ハードですよ。
前回は強剪定をしましたが気によって目の吹き方が随分違うことが、表紙写真と比べると分かって頂けると思います。
10.時間がないのか剪定で時間を作るか
自慢されていますが、はっきり言って素人としてはかなりお上手ですが、私たちの関係の方からすれば、、、。
この木もかなり枝抜きが必要です。
同じ強剪定した次の年でもこれだけの差があり芽の吹き方、成長の強さが違いたった3本でも解って頂けたでしょうか。
エッ、腕の悪さも分かったって。
ん~~あなたのご意見尊重します。
あとはパート2か自分の写真でアップしていきます。
写真の撮り方どうぞご教示願います
11.松の作り直し
2016年の剪定後です。
私が剪定しだして2年目か3年目になります。
最初の頃の写真あったらはっきりするのですが、1,2年はたくさん枝を切り除きました。
小枝が吹きにくいので葉が十分に広がったりしてますので見にくいですね。
緑摘みは毎年してるのですが剪定後は低く抑えられるものは抑えてますので透けて見えます。
12.2017
2017年剪定後です。
前年から今年はこの枝を抜きたいと思っていましたので相談の上抜くことに。
相談するのは、一応理解して頂くためで黙ってされる方も居られます。
見比べて頂ければ、スッキリとした部分があるのですが、(汗)
まだ、緑摘みをしながら低く抑え見苦しい枝は切ってます。
13.2018
なはは、汚く見えますね~。
今回は天の部分を切り2つの玉を作りました。
天の一部分に見えますが正面には40cm2つの玉があります。
右側の透けた部分は枝を作ったためです。
重なった玉は徐々に大小にするか1つにするかになります。
天の部分の葉の数小枝の数が増えて来ました。
枝が吹き難くくさらに葉が小枝の高い部分につく花松(こちらでは雄花が咲く松)ですから、長く延ばす剪定をされたのでしょう。
14.天を別の方向から撮った写真です
撮る角度でまったく違う姿が出てくるでしょう。
といってもここは正面で、初めて取りました。
元々天は半畳以上ありましたが、今回玉を作ることでかなり小さくなりました。
今年の剪定を終えて中の小枝の出来は悪くても見た目だけはよくなって来たことが確認できました。
来年は下げれる枝を下げていきます。
良い松は満足し、よく成る途中の木は私と同じであすなろの木、とことん出来の悪い木は、がんばれと念を送ります。
良いも悪いもすべて勉強。
楽しみながら、もがきながら、どうにかやってます。