1.どこにでもある苔
駐車場のアスファルトと塀の境目、雨が降ったら水たまりに、晴れたら埃だまりになるような場所に生えている苔のコロニーを採取。
今回はできるだけ暗い場所を選んだ。
おそらくスナゴケとギンゴケ、ジョウゴゴケ?あと何か。
2.水没
タッパーに取ってきた苔を完全に水に浸す。
一回り小さいタッパーで押さえつけて動かないようにする。浮いてしまうとバラバラになるし上下がごちゃごちゃになってしまう。
タッパーで挟んだまま隙間から何度も潅水。
だんだん泥や汚れが落ちていく。
3.来訪者
一晩水に浸す。
かわいい子が出てきた。
4.鉢と土
穴の開いていない鉢を使用。
鉢底にケイ酸塩白土を少し。盛り塩みたい。
水を溜めるので濾過槽の役割を期待。
固形でもいいが、高いので安めの粒状のものにした。
活性炭を入れてもいいと思う。
土は赤玉土1:ケト土1
ケト土だけだと乾燥した時に縮んでしまう。縮むと苔の活着もしにくいし、ガチガチに固まって吸水性も悪い。
5.粘土状に
水を足しつつ、ケト土のダマをほぐしながら混ぜているとだんだん粘土状になってくる。
ぎゅっと握って少し水が滲む程度まで少しずつ水を足し、練る。
写真はぶれてしまった。
ビニール手袋とそれに付いたケト土からお察しください。
6.土台
土を鉢に盛る。
7.苔を貼り付ける
土と苔の間に隙間がないよう気を付けて、苔で土台を覆うように貼り付ける。
隙間があると活着できずに枯れてしまう。
手のひらで押さえつけるようにして完全に密着させる。
コロニーがしっかりしていて形状が安定しているので今回はてぐすで巻かなかった。
8.置場
薄暗くて湿度があって風が通らない場所、家では風呂場かな。
東向き、はめ殺しの凸凹ガラス窓あり。
朝日も直接当たらない場所に置いて様子を見る。
*しっかり活着していい色に育ったら友達にプレゼントするので、それまで経時変化レポします。
11/9追記:活着はしましたが、暗い場所に置いていたら苔の色が悪くなり、ジョウゴゴケは消滅しました。そこで上記風呂場の窓辺に移動しました。
9.ちなみに
義母にプレゼントしたもの。
パキラの苔盆栽。
作り方はこのレポートと同じ。
生育環境が良ければここまでなる!
これを目指しています。
路傍の苔を使った苔盆栽。
10月11日作成。
以前同じように作った苔盆栽が2つあり、家ではあまりきれいに育たなかったが、義母宅ではベルベット状態に育った。
家は風通しと日当たりが良すぎたのだろう。
友達と買い物に行った際に、友達がアイリッシュ・モスに一目惚れした。しかし結局日当たりと風通しが悪い家なので諦めざるを得なかった。
それならば本物の苔でと今回の製作に。