1.蒔き床
種子はネットで取り寄せ 6粒
12/28に蒔きました。種に覆土はしていません。
鉢 :8cm角で高さ10cmのスリット鉢
受皿:100均で購入
用土:赤玉小粒、バーミキュライト、燻炭を適当に調合
場所:素通しガラス窓(日中はかなりの高温)
管理:腰水、保温のため受け皿ごとレジ袋に入れた
(レジ袋の口は開放してある)
受け皿に5mmほど水を溜め無くなったら補充。
2.2週間で発芽しました。
発芽には最低気温を10度以上に保つ必要があるとのことですが、寒い日の明け方7度に下がっています。大丈夫?
心配をよそに今日、2本発芽していることを確認しました。春、秋に蒔けばもっと早く発芽するかな?
まだ小さいので、育てたら雑草だったなんてことにならないように祈ります。
購入元より下記のアドバイスを頂きました。
※「実生後の一ヶ月間は絶対に乾かさないこと」
3.身長5mm の3兄弟
あまり変化がないですが少し大きくなりました。
身長は5mmです。
窓越しに直射日光をあててるので日焼けが心配です。
最近、かなり高温になるのでそろそろ屋外に移動します。
越水を続けていますが、そろそろ止めてみようと思います。
4.追加で種蒔
追加で購入した種子ですが、購入元に確認したところ、最低気温が10度以上になってからが良いと言われたので、冷蔵庫の野菜室で眠ってもらっていました。
だいぶ暖かくなってきたので、蒔きました。
腰水&保温のためレジ袋で覆っています。
5.2019/10/19
猛暑で消えてしまったと思っていたら芽が出てた。
6.拡大してみた
成長が遅いので、培養土を肥沃なものに変えてみた。
7.秋は植替え厳禁?
この株は今回の実生株ではないのだが、今後の栽培の参考になればと思い追加した。
画像右上の株が鉢いっぱいで窮屈そうだったので植え替えることにした。
鉢から抜いて株分けしたら、葉がポロポロともげてしまった。
どうやら、葉の基部が薄皮一枚で、水を吸って膨れ上がった葉の重みに耐えられないようだ。
植替えが終わる頃には更に数枚が・・・
悲しい!
秋の植替えはやめた方がいい。
8.今年の実生
2019/10/21発芽状況
自家受粉は諦めていたが、なんと今年はじめて結実した。
異常気象のせい?
種は実ると勝手にサヤが割れてこぼれるので、毎日チェック
と言うわけで、暑い夏をやり過ごし10/5に第2回目の実生
・容器 カップ焼きそばの角型
・培養土 多肉培養土の使い古し
・種はばら蒔きで土は掛けず
・腰水で常にびしょびしょ → 発芽後は腰水は止めた
・置き場所 明るい日陰
9.2019/11/9 今年の実生
現在の身長は10mm前後
送れて発芽するものがあるかと期待したが無さそう。
苗の透明感を狙って逆光で撮ってみた。
体が水で出来ているのが良くわかる。
乾かしたら根が干からびそうだし、びしょびしょでは細菌に侵されたらひとたまりもないのでその辺りの水加減が難しい。
撮影日:2019/11/9
10.2019/11/27 最初に実生した苗
2016年12に実生した苗
画像では分かりにくいが、根元に2枚目の葉が出来ていた。
屋外の軒下(日陰)で管理中
最低気温が1桁になってきたので、南側の軒下に移動することにした。
11.2019/12/3
最高気温が1桁になって来たので夜間は室内で管理中
最低気温が氷点下になったら終日室内管理に移行する予定
12.実生してちょうど3年
右:実生して3年経過。葉が3枚、昨秋の実生と比べると一回り大きい程度。
左:昨秋に蒔いたもの。葉2枚、先輩を追い越す勢い。
成長差について:最初の実生は腐敗を恐れ無機質の培養土で乾かし気味に管理。
昨秋実生したものは、栄養豊富な培養土で水も十分与えてみました。
結果として最初の実生では3本発芽で2本生存、昨秋の発芽苗は成長は早いが半数が枯れたかも。
13.2020/1/31 経過記録
2019年実生の株
室内の弱光線が当たる場所
灌水は多め、用土が乾ききる前にやっている。
暖冬のため絶好調!
14.2016年実生の株に花芽
室内窓辺で管理中
今朝、花芽を見つけた。2020/2/27
15.2019実生に花芽
2020/3/14撮影
もう一人前になった!
16.大きさの比較
左 2019年実生 元気いっぱい!
右 2016年実生 管理が悪くて成長が遅い。
下 2014年購入 大人の貫禄。
2020/3/14撮影
17.うっかりして葉焼けさせてしまいました
2020/3/21
今年は暖冬で早くも桜が咲き始め気温も20度超え、室内に避難していた多肉を順位屋外に移動中でしたが、窓ガラス越しの日差しが予想以上に上昇したようで、気が付いた時には2019実生の葉の一部が薄茶色に変色して萎びていました。
今後の成長に影響しないと良いのですが心配です。
18.抜いてみた 2020/04/08
根の様子を観たくて抜いてみました。
いい感じ!
19.植替えました 2020/04/08
細かった葉が少し太って一人前の姿になって来ました。
20.咲きました!!! 2020/5/1
2019実生の開花です。
実生から半年で咲くとは、多肉では異例の速さじゃないかな?
風に揺れています。
21.開花について 2020/5/20
ずっと咲き続けてはいるのですが、1日おきくらいに休んでます。
咲く日は早朝から、咲かない日は晴天でも開きません。
不思議です。
22.花が咲き進んで、実がなっている。
そろそろ種が採れる頃です。
熟すと丸いサヤが割れてこぼれ落ちるので、毎日観察して収穫します。
受粉しましたが花数のわりに結実は少ない感じです。
収穫の目安は実が茶色く変色したころ、手で触れるとパラっと落ちるのでトレイなどで受けて回収します。
忙しいけど全部収穫したいという方は、トレイ上に固定しておけば勝手に落ちてくれるかな?
撮影日:2020/5/25
23.サヤが割れました 2020/5/30
数日前から収穫してます。
この状態なら指でつまんで回収できますからトレイは必要ありませんね。
1つのサヤに8~10くらい入っていました。もっと少ないのもあります。花数のわりに結実は少ないです、なんで?
24.種です。 2020/5/30
1mm弱、丸くはないです。
100個くらいは採れるかな?
涼しい場所で保管して秋に蒔いてみます。
2年ほど前に数株の苗を入手して育てており、それなりに鑑賞できるまでに成長してくれましたが、同一クローンらしく花後に結実しません。(受粉は花アブが来てます)
メセンブリアントイデスは株が古くなるとだんだん衰えて消えてしまうらしいので、実生して種の保存をしようと思いました。
また、実生株は葉や花に個体差あるそうなのでそのことも確認出来たらと思います。
表紙は手持ちの株です。(2015年9月撮影)