1.種鞘!
2016年4月28日
種鞘が大分膨らんできました。あとどれくらいで収穫できるかな。
2.種が採れた!!
2016年6月16日
待望の種が採れました!! 全部で8粒です。ベンレート1000倍液に8時間ほど吸水させてすぐに播きました。発芽が楽しみです。ちなみに他のヘレボでよく行われる早期発芽を目的とした冷蔵処理はやめたほうが良いと思います。
3.発芽!!
2016年12月28日
待望の発芽です!! ここから最短で5年ほど、ロングランのそだレポとなりますが最後までお付き合いください。
4.表土替え&追肥!
2017年3月3日
発芽から約2か月、本葉が大分しっかりしてきました。赤玉土単用だった覆土を払いのけ、IB化成を一本に一粒置き培養土を乗せました。これで休眠まで肥効は続くはずです。本葉の展開が楽しみです。
5.お目覚め!!
2017年10月25日
今年も元気にお目ざめした模様です。結局発芽した年は本葉の出現がありませんでしたので、始めての本葉となります。植え替えするか悩みどころですが、もう一年このまま様子を見ることにします。
6.再チャレンジ!
2019年3月6日
初挑戦のヴェシ実生は結局、2018年の夏を越えることが出来なくて撃沈しました。
2年ぶり3度目の開花で膨らみ始めた子房、また一から出直しです。ラッキーなことにヴェシカリウスふた株の開花時期が合いましたので他家受粉を試みました。セルフより丈夫な種ができることを期待しています。
7.膨らんできた!!
2019年3月19日
ヴェシカリウスの種鞘が膨らんできました。結実確定でしょう。
8.リベンジ!!
2020年 1月24日
ヴェシカリウスの発芽がほぼ出そろいました。採種後吸水させ湿らせたまま高温処理するのがヘレボの基本のようですが、保管中の不手際で強く乾燥させてしまい発芽が心配されました。ところがそんなことはお構いなく、ほぼ100%の発芽で改めてヴェシは乾燥に強い特殊なヘレボなんだなと再認識いたしました。
9.二年目のチビヴェシ
2021年 2月1日
素焼きラン鉢にバラマキしたのが良かったのか何なのか、発芽したすべての株が夏を越えてくれました。休眠中の管理は1~2週間に一度の水やりのみ。発芽して本葉も出なかった子たちなので完全乾燥というわけにはいかず、かといって過湿で根を腐らせた苦い経験もあるので悩ましいところです。25本あったので昨年10月に植えかえしてあげました。鉢との相性も検討すべく、色々な鉢を使いました。
10.三年目のチビヴェシ
2022年 1月4日
今期生き残ったのは25株中22株といった結果でした。相も変わらず試行錯誤の夏越しでしたが、初代セルフ実生が全滅したのに比べればクロス交配の種のほうが丈夫なのでしょうか。少しでも丈夫な子孫を残そうと自家受粉しない種のたくましさを感じずにはいられません。ちなみに生育期においては乾きやすい素焼き鉢よりも水分の残る堅焼き鉢のほうが生育が良いようです。
原種シクラメンを育てているうち、ほぼ同じ場所に自生するヘレボルスに興味を持った。少し前まではヴェシカリウスの栽培例も少なく、鉢植えでの開花は困難との情報から原種魂に火がつき、発芽したばかりの苗を購入し開花させることが出来た。その株から数粒の種が採れたので、自家採取の種から花を咲かせて種を採る「完全養殖」に挑むことにした。今では開花例が数多く報告されているが、栽培される方々の道しるべとして頂きたい。