1.蓮の種を水につけて発芽しやすくしています
愛媛県の上鍵山に住む民芸家の正子さんから蓮の実をいただきました。
頂いた蓮の種は民芸作品を制作するために、相当昔に裏山にある池から採取してきたもののようです。
蓮の種は2000年の時を経ても発芽すると聞きました。
この貴重な蓮の種、大事に育てて「狭山美学校」に蓮池を作れればなぁと考えています。
まずは水につけて、硬い殻を柔らかくしてみようと思います
2.水につけると種が倍に膨らみました
蓮の種を水につけて2日目
水につける前より2倍ほどの大きさに膨らんだ種がありました。
発芽の比較のために大きく膨らんだものと、そのままの大きさのものを、
同時に発芽のための次のステップに移すことにしました。
3.種のお尻を少し削ります
蓮の種はとても硬いのですが、水に二日間つけていると、比較的柔らかくなっています。
そこで、種の尖っていない方を少し削りました
この処理を施してから、また水の入った容器に戻し、室内で観察することにします
4.尖ってない方を削って水につけた種
実験のために「尖った方」と、「尖ってない方」を削って、発芽にどう影響するかみて観ることにしました。
これは尖っていない方を削って2日のもの。
種が大きく膨らんでいます。固い種に切れ目が入るほど。
けれど、まだ発芽はしていないようです。
このまま室内で水栽培を続けることにします。
5.尖った方を削った種
これは尖った方を削って2日のもの。
まだ発芽はしていないようです。
そして、種も膨らんでいないようです。
このまま室内で水栽培を続けることにします。
6.蓮の種 やっと発芽しました😊
2月19日
尖っていない方を削った種が漸く発芽しました!
硬い殻を突き破って出てきた「蓮の芽」
とても力強くもあり
なんだかちょっとキュートです
とても美しい若葉色をしています
7.発芽後1週間の様子
2月27日
研究室は18℃ 蛍光灯のあかりで発芽後の観察を続けています。
3cmくらい伸びて来ました
まだ葉は開いていないのですが、春の訪れとともに初々しい丸い葉を見せて欲しいなと思います
相変わらず、なんだかキュートな姿です
8.蓮の勢いに吃驚
3月1日
狭山美学校の研究室
20℃前後を保って、24時間蛍光灯を灯していましたら
なんと、1日で倍以上に成長しました🤓
容器が小さすぎるので、2リットルのペットボトル容器に移し変えてあげることにしました
3月中には植え替えをできたらなぁと思ってます
ハスって本当キュートなフォルム
毎日楽しませてもらえて見飽きない生き物です
9.力強く伸びています
3月8日
1週間で3本目の芽が出てきました
最初に出た芽は30cm近くなっていて
2番目は10cmくらい
よく見ると、根も生えてきています
この調子だと3月中に植え替えができるかもしれないです
早く葉が開かないかなぁと待ち遠しいです
10.ハスの根も勢いがいいです
3月18日
種から根も勢いよく伸びています
根が自体を持ち上げるほどの力強さ
まるでハス全体がペットボトルの中で浮いているようです
この時点で芽は4本出ています
10日前に観察した芽はグンと伸びて3本とも30センチを超えています
まだ蓮の葉はくるっと閉じたまま
実験室から出して一度くらい場所に置いてみることにしました。
「狭山美学校」のビオトープに「蓮」に仲間入りして欲しくって、種からの栽培を始めました
蓮の種は愛媛県の上鍵山に住む民芸家の正子先生(御歳93歳です)からいただいたものです。
相当昔に裏山の池から採取したもののようですが、蓮の種は2000年以上経っても発芽するとお聞きしました。
貴重な種ですので必ず発芽させてサスティナブルに育てていきたいなぁと思っています。