胡蝶蘭を植え込み材なしで育ててみる

植物名 コチョウラン(胡蝶蘭)
品種名 サクラヒメ(たぶん)
地域 千葉県 場所 ベランダ 栽培形態 鉢植え
日当たり 日なた(1~3時間) 満足度
ジャンル

栽培ストーリー(わたしの育て方レポート)

胡蝶蘭を植え込み材なしで育ててみる

胡蝶蘭を植え込み材なしで育ててみる

作成日:2017/06/03
最終更新日:2019/02/19

植え込み材なしでの着生ラン栽培に挑戦中!
ホームセンターから花後で入手したミディ胡蝶蘭「1号」の記録を載せていきます。当初、根や葉に異常は見られず元気そうでした。

2016年7月から栽培開始
2018年3月に開花しました!
2019年2月、開花!

  • 2016.7.26

    1

  • 2016.8.17

    2

  • 2016.12.31

    3

  • 2017.1.13

    4

  • 2017.1.21

    5

  • 2017.2.4

    6

  • 2017.2.20

    7

  • 2017.3.2

    8

  • 3017.3.16

    9

  • 2017.3.30

    10

  • 2017.4.9

    11

  • 2017.6.2

    12

  • 2017.9.8

    13

  • 2017.11.14

    14

  • 2017.12.19

    15

  • 2017.12.25

    16

  • 2018.1.11

    17

  • 2018.2.6

    18

  • 2018.3.9

    19

  • 2018.3.10

    20

  • 室内管理の全体像です

    21

  • 2018.4.24

    22

  • 2018.5.18

    23

  • 2018.6.10

    24

  • 2018.7.23

    25

  • 2018.9.21

    26

  • 2019.2.5

    27

1.2016.7.26

胡蝶蘭を植え込み材なしで育ててみる 2016.7.26
我が家のラン第1号です。ホームセンターの値下げコーナーで出会い、ワンコインにて購入。葉は5枚あり、ミズゴケに植わっていた根も元気そうでした。
水の切れや通気性もよく、植物性であることから100円の杉のカゴに入れて、金網で組んだ棚にフックでぶら下げています。
マンション2階のベランダで、日当たりは午前中のみ直射が入ります。

2.2016.8.17

胡蝶蘭を植え込み材なしで育ててみる 2016.8.17
葉焼けしてしまいました。真夏の直射日光は、たとえ少しの間でも当ててはいけないという教訓です……
購入時は青々としていた葉が、1枚、また1枚、と落ちていきます。このときほぼ毎日、朝晩水をかけていましたが、すぐに乾いてしまい、まだ始めたばかりなので水切れが心配でした。

3.2016.12.31

胡蝶蘭を植え込み材なしで育ててみる 2016.12.31
秋の間に、保湿しようとして杉のカゴごとビニール袋をかぶせたら、カビが生えてしまいました。隙間から根がはみ出てきていたため、カゴを切り刻んで1号を取り出しました。
その後、いろいろ試行錯誤した結果、シリコン製の柔らかいカップに入れてカーテンレールからぶら下げることにしました。これなら暖房の風に当たらないし、カーテン越しに日が当たって、目の高さにあって観察もしやすいからです。

4.2017.1.13

胡蝶蘭を植え込み材なしで育ててみる 2017.1.13
レースのカーテン越しにも関わらず葉焼けしてしまった1号君です。
シリコンカップに入れるようになってから半月ほどが経ちました。葉は1枚になってしまってハラハラしていますが、硬くて青々としていますし、なにより根が元気そうですので、大丈夫。うん、大丈夫……たぶん。

5.2017.1.21 注目!

胡蝶蘭を植え込み材なしで育ててみる 2017.1.21
新しい葉が出てきました!
寒がりな私がいつも暖房つけてて温かいリビングなので、復活が早かったのかもしれません。

6.2017.2.4

胡蝶蘭を植え込み材なしで育ててみる 2017.2.4
新葉が、すくすく成長しています。
ほぼ同時に2枚が伸びてきたのだけど、上から2番目の葉は葉先が縮れてしまって、ほとんど成長しないようす。おそらく、生長点付近に水がたまったか何かで、雑菌にやられたってことなんだろうと思います。
ちなみにこのとき既にファレノが5株に増えています(苦笑)

7.2017.2.20 注目!

胡蝶蘭を植え込み材なしで育ててみる 2017.2.20
順調に葉が成長しています。
そして、今までは現存する先端が伸びたり、一部分から派生したりしていた根っこが、株元の茎にあたる部分から新しく出てきました!
初々しい黄緑色で……とっても可愛らしいです。

8.2017.3.2

胡蝶蘭を植え込み材なしで育ててみる 2017.3.2
縮れてしまった葉も含めて、新しく3枚の葉が出てきました。そういえば、ファレノって1年に何枚程度の葉を出すのかな、とふと素朴な疑問が出てきました。
花芽が出てくるのは上から数えて3番目の葉の付け根だ、という情報を見ましたが、花芽ひとつにつき葉は最低3枚必要ということなんでしょうか。

9.3017.3.16

胡蝶蘭を植え込み材なしで育ててみる 3017.3.16
シリコンカップの中にそのまま入れていると、デンファレなど背が高いものは倒れてしまったり、葉の枚数が多く重量があるものは根が折れてしまうと分かりました。
なので……
「細長くて。L字になってて。ひっかけられる穴が空いてて。金属じゃなくて。耐水性があって。軽くて。衝撃や傷に対して、ある程度の強度があって。安いもの。←重要」
を考えた結果、「オタマにくくりつける」ことにしました。意外とぴったり!?w

10.2017.3.30

胡蝶蘭を植え込み材なしで育ててみる 2017.3.30
週に一度くらいの給水中。
オタマに縛り付ける、という環境の変化に驚いたのか、葉や根の伸長がやや遅くなりました。直接の陽が根にも当たるので、そこから逃れるために先っぽがギュンと方向転換しようとしているようです。

11.2017.4.9

胡蝶蘭を植え込み材なしで育ててみる 2017.4.9
あまりに変化が少なくて、むしろ冬場の暖房下にあった時の方が活発だった1号。
はじめは環境の変化かなと思ったんですが、すべての胡蝶蘭が同じ状態なのと、あまりに長いので、どうやら温度的に活動が止まってしまったっぽいです。(デンドロとオンシは根っこワサワサ出てきてて絶好調なんで、時間的には環境の変化から適応できてるはず)
ゴールデンウイークあけくらいから動き出すかな。楽しみです。

12.2017.6.2

胡蝶蘭を植え込み材なしで育ててみる 2017.6.2
もうすぐ我が家に来て1周年の1号、2度目のベランダです。
暖かくなってきたので、根がまた動き出しました。葉はまだ変わりないみたいですが、まぁまた伸びてくるでしょう、いやーよかったよかった。
夏の間にどれだけ葉が茂るかが大事っぽいので、これからの季節はスプレーに精を出さねばです。

13.2017.9.8

胡蝶蘭を植え込み材なしで育ててみる 2017.9.8
真夏の間、ベランダの置き場所があまり良くなくて、室外機の熱風が当たりまくってました。当然、霧吹きしたところですぐにカラカラに……というわけで室内へ避難。
状態としては、根も葉も順調だし元気そう。なにより葉の枚数が増えだしてて、とても嬉しい。冬にラス1だよー…と言ってた葉が、ずっと健在。花は気長に待つこととして……長生きしてほしいなぁ。

14.2017.11.14

胡蝶蘭を植え込み材なしで育ててみる 2017.11.14
新しい葉が伸びてくるにつれて古い葉が落ちてしまい、結局3枚に。秋に入ると、ラス1で頑張ってくれた葉が徐々にカラッカラのスッカスカになっていき、役目を終えて株もとからポロリと……お疲れさまでしたァッと言いながら処分しました。
相変わらず根は元気で、休まず伸び続けています。オタマの内側でモゾモゾしてるものが大半ですが、中にはオタマの裏手にまわってぐるっと下まで回ってるものもあります。

15.2017.12.19 注目!

胡蝶蘭を植え込み材なしで育ててみる 2017.12.19
もしや、もしや、花芽!?
3枚目の葉の付け根から、何かが出てこようとしているようです。
花芽でしょうか!?ドキドキ、ハラハラ。

16.2017.12.25

胡蝶蘭を植え込み材なしで育ててみる 2017.12.25
少しずつ伸びてきました…やはり花芽のようです!うひょー!!!
暖かい時期でも花芽が出てから開花まで1ヶ月かかるみたいなので、(オンシジウムの例もあるし)今の時期だと2ヶ月くらい?でしょうか。ああ~、待ち遠しい。

17.2018.1.11

胡蝶蘭を植え込み材なしで育ててみる 2018.1.11
花芽が順調に伸びています。いま7センチくらい。
発見した12/19を含めて今日で14日目なので、平均して1日に5ミリくらい伸びてる計算になりますね。
開花まであと何日だろ……待ち遠しい~!

18.2018.2.6

胡蝶蘭を植え込み材なしで育ててみる 2018.2.6
花芽が出てから、7週間ほどが経ちました。長さは、だいたい23~4センチくらい。
下から数えて5つ目くらいの節に、ツボミらしきモノが膨らみ始めています!その先にも3つくらいは丸い、それらしき芽があるので、期待が高まりますね!!何輪いけるかな~
もちろん、葉が3枚しかないので、株が消耗しすぎないように日々観察です。死に花になったりしたら、元も子もないですからね…

19.2018.3.9 注目!

胡蝶蘭を植え込み材なしで育ててみる 2018.3.9
いよいよ、ツボミがほころび始めました!開花まであともう少し!!
第1花を不慮の事故で不発にしてしまったのが、本当に悔やまれます。次はこんなことが無いように、花芽の誘引方法のことも考えておかないとです。

20.2018.3.10 注目!

胡蝶蘭を植え込み材なしで育ててみる 2018.3.10
なんやかんや、いろいろありましたが無事に1輪開花しました。゚(゚´Д`゚)゚。
ずうっと、ずうっと見ていたいです…

21.室内管理の全体像です

胡蝶蘭を植え込み材なしで育ててみる 室内管理の全体像です
二段式キャスター付パイプハンガーを使い、ビニールひもを垂らして、片側洗濯ばさみ片側フックの道具でオタマを引っかけ、液垂れ軽減&保湿のためシリコンのカップを根元に添えて吊しています。
以前は株ごとにビニール袋を被せていましたが、いちいちめくるのが面倒になったので、パイプハンガー全体にビニール袋を被せています。袋の両端を切り開いて上から掛けているので、横と下は開いています。
参考になると嬉しいです。

22.2018.4.24

胡蝶蘭を植え込み材なしで育ててみる 2018.4.24
開花後、休眠から目覚めて活動を再開し始めた根の様子。ああ、たまらない!(根っこフェチの気があるのかも)
真ん中の、株もとからまっすぐ下へ伸びていく根は、最も新しく活動も活発な1本です。休眠するのが遅く、花茎が満開を迎えて切除されるときにもまだ停止しきっていないほど。
購入以来、茶色から黒くなって完全に枯れたと判断した一部の根以外、まったく切っていません。

23.2018.5.18

胡蝶蘭を植え込み材なしで育ててみる 2018.5.18
先月は根をメインに撮ったので、今回は葉を。でもあまり、変わりません(笑)
根っこはもじゃもじゃ伸びまくって面白いんですが~
こんなに見てて楽しいものが隠れてしまって、代わり映えしない葉ばかり何ヶ月も見ていたら、確実に飽きてたでしょう。鉢植えじゃなくてよかった。
…いや、鉢植えだったら、ここまで増やさなくて済んだかも?う~ん、複雑な心境です。

24.2018.6.10

胡蝶蘭を植え込み材なしで育ててみる 2018.6.10
成長点のあたり、少しスキマができてきたので、そろそろかな~とのぞき込んでみたら、やっぱり! 新しい葉が顔を出し始めてました♪ 待ってたよ~(*^v^*)
3月に咲いてから3ヶ月…120日で葉1枚と仮定すると、今年のうちに2枚は出るはず。下葉1枚が脱落したら残存4枚、ギリギリライン……株の体力が~とか言っておきながら、なんだかんだで枚数少なくても咲くのが分かっちゃうと、花が見たいと思っちゃいますね。

25.2018.7.23

胡蝶蘭を植え込み材なしで育ててみる 2018.7.23
6月に出てきた葉は、ぐんぐん伸びて、たった1ヶ月半ほどでここまで成長しました。
ただし、去年出てきた葉が早くも脱落。それに関しては未熟で小さかったせいかなと思うんですが、なんだか、その次の葉(去年の夏に伸びた分)もツヤがなくなってきたのが気掛かり。
この調子だと、毎年、開花するたびに葉がすべて入れ替わっちゃいそう。それって、株に負担かけてるってこと?うーん……

26.2018.9.21

胡蝶蘭を植え込み材なしで育ててみる 2018.9.21
涼しくなり、すっかり秋です。春のときと同じく、ランたちの葉が黄変して落ちる不安な季節。
工事の足場が無くなり、ベランダにいつもの陽が射し込むように。急に明るくなったので、外に出すのは曇りの日と決めていたのに、うっかり、快晴の時にも出しっぱなしにしてしまって、焼けてしまった子がちらほら(汗)
1号も赤くなってしまいました。2度目だね…ごめん。

27.2019.2.5

胡蝶蘭を植え込み材なしで育ててみる 2019.2.5
さぼりがちになってきてますが、1号は今年も咲きました。
ただ、葉の数は相変わらず少ないです。今回は、残留2枚!せっかく増えてきたと思ったのになぁ。
野生の原種も3枚程度らしいのですが、ここは自生地ではないので、もうちょいストレスを軽くしてやりたいところです。

黒いプラスチックだと、熱がダイレクトに伝わってしまうリスクがあることに気がつきました。
また貼り付けるモノの試行錯誤、開始です…

開花期

わたしの育て方

【育てる環境】

千葉県、南向きのマンション2階にて栽培中。
直射日光は午前中だけ当たります。雨は直接当たらず、風が吹けば多少入り込む程度。
外が寒い間はリビングに入れ、外が暖かい間はベランダへ出します。最低気温15℃ラインが目安。


【最初の手入れと日常の世話】

1.花茎がある場合、生え際から切る。
※もし二番花を見るなら、株に元気な葉が数枚あるか確認することと、咲き終わるまで根をいじらないことが鉄則。
2.ぬるま湯に浸けて根と植え込み材をやわらかくする。
3.植え込み材をだいたい取り除く。
4.株をオタマに括り付けて、パイプハンガーやメタルラックなどに吊るす。
5.毎日観察、朝晩スプレーで湿らせる。
6.週に1回程度、じっくり水に浸ける。
7.葉と根がさかんに動いている間、月に数回程度、肥料を与える。

1~4 を終えたら、しばらく 5 のみで経過観察。
根と葉が動き出したら、5~7 を繰り返す。あとは異常が起これば臨機応変に対処する。


【水やりと肥料について】

●基本的に、水やりするときはカルキ抜きをして、常温もしくは温めたもの(ヒトの体温と同程度くらい)を使用。スプレーボトルを握ってみて、冷たいなと感じたら湯煎してでも温度を上げます。
●朝晩いくらたっぷりスプレーしても、給水できる水分はわずかでしかないので、時々は水に浸けて、根の芯まで水分が行き渡るようにします。葉の大きいものは特に水分を欲しがるので注意。
●肥料を与える際は、必ず「水耕栽培にも使える」と書かれたものを選ぶこと。
例えラン用と書かれていても、それは植え込み材の中で分解されることを前提としているものなので、直接吸収できる状態の養分ではなく、着生栽培の場合、せっかく施しても無駄になってしまうようです。


【病害虫】

アブラムシ、ハダニ、カイガラムシなどが見られることがありますが、定期的に洗い流していれば対処できるはず。
もしそれら害虫を見つけた、あるいはアヤシイ何かが見られる場合は、強めのスプレーやシャワーでザァザァと洗い流します。
卵が残留するのか、一度ではいなくならないこともありますが、その都度、洗って害虫さんとはバイバイします。

病気については、水やりの後にしっかり乾かすことが大事なのだと分かりました。
ラン22号オンシジウムが、2018年は室内管理だったため風通しの悪さからカビ菌にやられてしまい、腐って枯死しました。
まだ軽い内に殺菌剤で処置すれば助かったかもしれないのですが、おかしいなと感じてからバルブが変色してグニャグニャになるまで数日、病気だと気付いて患部を切除したものの、すでに手遅れ。風通しの大切さを痛感した一件でした。


【用土と鉢】

基本的に使いません。
どうしても釣り下げるのが困難な場合、素焼き鉢など乾きやすい入れ物に入れるのもアリかと。プラ鉢は底の隙間に水が溜まるので、キッチンペーパーを一枚敷いておくと乾きやすくなります。
※ただ、素焼き鉢は根が貼り付くし、キッチンペーパーの取り替えも意外と面倒ですので、あまりオススメはしません…

最近、プラスチックより、重たいけれど陶器や木製のものも使えないか?と考えています。
アイデアください。゚(゚´Д`゚)゚。
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