ヴィオルナ成長日記 種から開花まで

金子 明人
金子 明人さん
成功談
植物名 クレマチス(四季咲き)
品種名 ヴィオルナ系実生
地域 千葉県 場所 ベランダ 栽培形態 鉢植え
日当たり 日なた(一日中) 満足度
ジャンル

栽培ストーリー(わたしの育て方レポート)

ヴィオルナ成長日記 種から開花まで

ヴィオルナ成長日記 種から開花まで

作成日:2011/11/08
最終更新日:2014/05/26

いよいよ開花まじかです…ヴィオルナ系は人気のクレマチスの系統の一つです。壺型の花は多花性でコロンとして愛らしく、多くのファンがいます。入手しようとしても、大手のクレマチスナーサリでなければ入手が難しくしかも高価です。実生からのクレマチスは、個体変異が多くマイ・クレマチスを探せるチャンスでもあります。今回は、種からクレマチスを育てて、成長、開花までの過程をフォローしつつ開花の醍醐味を共に味わいたく企画しました。

  • 種まき

    1

  • 発芽(芽が出てきました)

    2

  • 生育中

    3

  • 鉢上げ

    4

  • 生長中

    5

  • 夏の開花に向けて!スタート!!

    6

  • 開花に向けて成長中

    7

  • 蕾発見、開花まであと少し!

    8

  • 初花!咲きました

    9

1.種まき

ヴィオルナ成長日記 種から開花まで 種まき
ポット等に防虫網、鉢底石、次に培養土を全体の高さの8割位入れ、種が重ならないよう種まき。種についている毛は取る必要ありません。種に1cm位覆土をし鉢底から出るまでしっかりと水やり。ラベルに名前、播種日時を記入してラベルをポット(鉢)に挿しておきます。発芽までは、陽は必要ありませんが、戸外に置き、水は乾いたら与えます。肥料は必要ありません。冬期は、霜柱で土が盛り上がらないように注意。発芽が楽しみ。

2.発芽(芽が出てきました) 注目!

ヴィオルナ成長日記 種から開花まで 発芽(芽が出てきました)
タネまきして早1年が経過しています。お決まりのように発芽までは1年です。まだ、別の場所で土の中から、芽らしきものが見え隠れしているので、このまま暖かく見守ります。今までと管理は一緒ですが、柔らかな葉がナメクジ等の食害に合わないように注意です。この冬だけは、まだ根張りが弱いので霜柱に立たれないようには注意したいと思います。来春にも、芽が出てくると思うので継続栽培です。2012.10.27

3.生育中

ヴィオルナ成長日記 種から開花まで 生育中
冬の間もゆっくりではあったものの成長していました。良く見ると微妙に葉の形の違うものがあります。混合種子なので、葉が細かったり、丸かったりとどれを見ていても、可愛い感じがします。クレマチスの姿にまだイメージが広がらないかな・・・。鉢底を見ると、根が下から見えてきているものもあります。そろそろ1本ずつに鉢上げです。まだ、これから芽が出てくるものもあるので、あきらめないで・・・。2013.3.10.

4.鉢上げ 注目!

ヴィオルナ成長日記 種から開花まで 鉢上げ
暖かくなり、節数が2~3節見えるようになったらそろそろ鉢上げです。用土等については元肥を入れてと言うぐらいで通常のクレマチスの培養度土と一緒。ピンセット等で丁寧に取り上げます。上手く抜けない時は、ポットであれば少しもむようにして土を柔らげると比較的簡単に取り出せます。3号ポット等に1本ずつ丁寧に植えつけをします。植え替えたなら、たっぷりと水やりしてその後は、通常の日常管理です。2013.3.23.

5.生長中

ヴィオルナ成長日記 種から開花まで 生長中
約半年前に鉢上げした株が、春から伸びては枯れ、また地中から芽が出てを繰り返して、一喜一憂しながら成長しています。なかなか育たないようですが、クレマチスの姿になってきました。混合種子なので、数株ある中には、葉姿や葉色も色々なものがあります。この株は、新芽が展開時は銅葉で、生長すると濃緑の葉に変化しています。(親株にはこのような生長するものが無かった気も・・・)詳しくは日記で。2013,9,16

6.夏の開花に向けて!スタート!! 注目!

ヴィオルナ成長日記 種から開花まで 夏の開花に向けて!スタート!!
休眠から目覚めて、生育がスタートしました。クレマチスらしい葉姿になってきています。このままでは、鉢も窮屈なので、1~2回り大きな鉢に植え替えをします。根の取り扱いは、丁寧に行います。今回は5号のスリットに植え替えました。これからは、幼苗(幼株)ではなく、開花見込み株の状態です。親株と同じような管理にして、成長の促進を図ります。夏には開花してくれることを願いつつ・・・。2014,3,16

7.開花に向けて成長中

ヴィオルナ成長日記 種から開花まで 開花に向けて成長中
暖かくなりぐんぐんと成長中です。昨年の今頃は、本当に育って開花するのと思っていたものの、ここまで来るとクレマチスらしい姿になってきます。あとは、力をつけて蕾が出てくるのを待ちます。混合種子なので、いろいろな葉姿や草姿のものがあります。今年の夏はいろいろと楽しめると思います。初花が楽しみです…。2014,5,2

8.蕾発見、開花まであと少し! 注目!

ヴィオルナ成長日記 種から開花まで 蕾発見、開花まであと少し!
株に力がついてくると、加速した生育になります。夏には咲くと思うけれどと考えていたら、前回の日記からあれ?と思っていたら先端部に蕾らしきものを発見、蕾もはっきりと確認できるようになり、日に日に大きくなってきている気がします。予定では、6月上旬ぐらいには開花するのではと思います。種から撒いていよいよ開花の運びになりそうです…。どのような花が咲くか今から楽しみです…。2014,5,19

9.初花!咲きました 注目!

ヴィオルナ成長日記 種から開花まで 初花!咲きました
種まきして約3年、初花が咲きました。すらっと伸びて先端部に1輪開花しました。ややくすんだ感じの赤系の花です。蔓もあまりからまないので半蔓性タイプの品種のようです。蕾の下から新芽が伸び始めているので、剪定する前に伸びてくれば2番花がすぐ楽しめそうです。今年の夏は、どのようなパフォーマンスをしてくれることか…。兄弟たちも続々と開花し始めています。2014,5,26

開花期

わたしの育て方

ヴィオルナ系の自然交配した種子を、播種から発芽、成長、開花までをそだレポメンバーと共に経過を紹介していきます。金子の園芸日記・カテゴリの中のヴィオルナ系成長日記でも紹介していきます。

栽培環境
午前中陽が当たる、2階のベランダで他のクレマチス(親株)と共に日常管理をし成長を観察します。時によって移動して、環境を変えるかもしませんが、発芽までは、2階ベランダ軒下で管理。

水やり
基本は表面の土が白っぽくなったら鉢底から水が出るまでタップリと与えます。発芽までは、冬期は午前中に与え、夕方には与えないように注意。(霜柱等で土が持ち上がると種が露出してしまう場合もある。)夏場は、1日2回。冬期は、3~4日に1回、土の乾き具合によって一定ではありません。

肥料
発芽までは、必要ありません。成長に応じて水肥を与えたり緩効性肥料を置肥として与えます。生育期間中は(春から秋)、即効性の水肥を月2~3回、緩効性肥料を1~2か月に1回あたえます(真夏を除く)。冬期には、寒の頃に寒肥えを与え春からの株が十分に成長するように与えます。植え付け時には、緩効性の肥料を元肥として施しておきます。

病気と害虫
全く発生しないことはありません。早期発見と予防に心がけて、見つけ次第早めに対処します。
病気
立枯病、白絹病、ウドンコ病、サビ病、葉枯病等々。
害虫
アブラムシ、アオムシ、ナメクジ、ケムシ、ネマトーダ、ハダニ、コガネムシの幼虫等々。

用土と鉢
用土
種子の発芽には特別な用土でなくても大丈夫です。排水性、保水性の良い用土で植えつけます。発芽して鉢上げする場合には、プラス保肥性の良い用土を使用します。有機質に富んだ清潔な用土が基本です。クレマチスの専門用土や各地で入手しやすい用土をブレンドして使用します。(例:硬質赤玉土小粒~中粒4:硬質鹿沼土3:完熟腐葉土4等)

根が広く深く広がるので、深鉢や長鉢を使用します。まずは苗にしなくては行けず、仕立て鉢やおしゃれな鉢で無くても良いようです、焼き鉢やプラスチック鉢鉢でも大丈夫です。スリット鉢でも、良く成長しています。

主な作業
伸長してきた蔓はまめに誘引し、絡み合わないようにまめに誘引します。

その他の作業は準んじおって紹介します。
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園芸を楽しんでいる場所:
庭、室内、ベランダ
住んでいるところ:
千葉県
園芸を始めた年:
1970年

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