1.種まき
ポット等に防虫網、鉢底石、次に培養土を全体の高さの8割位入れ、種が重ならないよう種まき。種についている毛は取る必要ありません。種に1cm位覆土をし鉢底から出るまでしっかりと水やり。ラベルに名前、播種日時を記入してラベルをポット(鉢)に挿しておきます。発芽までは、陽は必要ありませんが、戸外に置き、水は乾いたら与えます。肥料は必要ありません。冬期は、霜柱で土が盛り上がらないように注意。発芽が楽しみ。
2.発芽(芽が出てきました)
タネまきして早1年が経過しています。お決まりのように発芽までは1年です。まだ、別の場所で土の中から、芽らしきものが見え隠れしているので、このまま暖かく見守ります。今までと管理は一緒ですが、柔らかな葉がナメクジ等の食害に合わないように注意です。この冬だけは、まだ根張りが弱いので霜柱に立たれないようには注意したいと思います。来春にも、芽が出てくると思うので継続栽培です。2012.10.27
3.生育中
冬の間もゆっくりではあったものの成長していました。良く見ると微妙に葉の形の違うものがあります。混合種子なので、葉が細かったり、丸かったりとどれを見ていても、可愛い感じがします。クレマチスの姿にまだイメージが広がらないかな・・・。鉢底を見ると、根が下から見えてきているものもあります。そろそろ1本ずつに鉢上げです。まだ、これから芽が出てくるものもあるので、あきらめないで・・・。2013.3.10.
4.鉢上げ
暖かくなり、節数が2~3節見えるようになったらそろそろ鉢上げです。用土等については元肥を入れてと言うぐらいで通常のクレマチスの培養度土と一緒。ピンセット等で丁寧に取り上げます。上手く抜けない時は、ポットであれば少しもむようにして土を柔らげると比較的簡単に取り出せます。3号ポット等に1本ずつ丁寧に植えつけをします。植え替えたなら、たっぷりと水やりしてその後は、通常の日常管理です。2013.3.23.
5.生長中
約半年前に鉢上げした株が、春から伸びては枯れ、また地中から芽が出てを繰り返して、一喜一憂しながら成長しています。なかなか育たないようですが、クレマチスの姿になってきました。混合種子なので、数株ある中には、葉姿や葉色も色々なものがあります。この株は、新芽が展開時は銅葉で、生長すると濃緑の葉に変化しています。(親株にはこのような生長するものが無かった気も・・・)詳しくは日記で。2013,9,16
6.夏の開花に向けて!スタート!!
休眠から目覚めて、生育がスタートしました。クレマチスらしい葉姿になってきています。このままでは、鉢も窮屈なので、1~2回り大きな鉢に植え替えをします。根の取り扱いは、丁寧に行います。今回は5号のスリットに植え替えました。これからは、幼苗(幼株)ではなく、開花見込み株の状態です。親株と同じような管理にして、成長の促進を図ります。夏には開花してくれることを願いつつ・・・。2014,3,16
7.開花に向けて成長中
暖かくなりぐんぐんと成長中です。昨年の今頃は、本当に育って開花するのと思っていたものの、ここまで来るとクレマチスらしい姿になってきます。あとは、力をつけて蕾が出てくるのを待ちます。混合種子なので、いろいろな葉姿や草姿のものがあります。今年の夏はいろいろと楽しめると思います。初花が楽しみです…。2014,5,2
8.蕾発見、開花まであと少し!
株に力がついてくると、加速した生育になります。夏には咲くと思うけれどと考えていたら、前回の日記からあれ?と思っていたら先端部に蕾らしきものを発見、蕾もはっきりと確認できるようになり、日に日に大きくなってきている気がします。予定では、6月上旬ぐらいには開花するのではと思います。種から撒いていよいよ開花の運びになりそうです…。どのような花が咲くか今から楽しみです…。2014,5,19
9.初花!咲きました
種まきして約3年、初花が咲きました。すらっと伸びて先端部に1輪開花しました。ややくすんだ感じの赤系の花です。蔓もあまりからまないので半蔓性タイプの品種のようです。蕾の下から新芽が伸び始めているので、剪定する前に伸びてくれば2番花がすぐ楽しめそうです。今年の夏は、どのようなパフォーマンスをしてくれることか…。兄弟たちも続々と開花し始めています。2014,5,26
いよいよ開花まじかです…ヴィオルナ系は人気のクレマチスの系統の一つです。壺型の花は多花性でコロンとして愛らしく、多くのファンがいます。入手しようとしても、大手のクレマチスナーサリでなければ入手が難しくしかも高価です。実生からのクレマチスは、個体変異が多くマイ・クレマチスを探せるチャンスでもあります。今回は、種からクレマチスを育てて、成長、開花までの過程をフォローしつつ開花の醍醐味を共に味わいたく企画しました。