青い目の平氏一門の行く末

小春
小春さん
植物名 アツモリソウ
品種名
地域 海外 場所 栽培形態 地植え
日当たり 日陰 満足度
ジャンル

栽培ストーリー(わたしの育て方レポート)

青い目の平氏一門の行く末

青い目の平氏一門の行く末

作成日:2017/05/19
最終更新日:2019/05/06

平氏一門栄耀栄華の話になるか、哀れな滅亡の物語になるか、全くの未知数ですが、アツモリソウの地植え栽培を記録しようと思います。滅びてしまっても『なるほど、こうすれば枯れるのね』という参考にしていただければ、と思います。
周知のように、袋状に膨らんだリップを敦盛が背負った母衣に見立てて、アツモリソウと呼ばれています。

  • 一目惚れ

    1

  • 植え付け 1

    2

  • 3

  • 4

  • 生長が始まる

    5

  • 6

  • 咲きません

    7

1.一目惚れ

青い目の平氏一門の行く末 一目惚れ
2017年5月6日 HC のガーデンセンターで出会い、一目惚れ。ヨーロッパで交配されたアツモリソウの一種ですが、名前までは分かりません。10センチのプラ鉢に九つの芽、そのうちの七つに花が咲いていました。鉢が入っていた箱には年々増えて行くかのようなイラストが載っています。

2.植え付け 1

青い目の平氏一門の行く末 植え付け 1
5月15日 11日の-3℃を最後に、急激に気温が上がり、花が閉じた。背萼片が唇弁にかぶさって、ペリカンのようになっている。庭の西端の木陰に植えることにする。午前11時頃まで木漏れ日、以降は隣家の巨木やガーデンハウスの陰になり、シダが爆殖していた。長年隣家の落葉が堆積し、真っ黒な腐植土が出来ているので、土はそのまま使う。表土の下の粘土質を50センチ以上掘り起こし、瓦礫を入れて水はけを良くしておく。

3.植え付け 2

準備ができた場所に穴を掘る。大きさは直径40㎝、深さ25㎝程度。腐植土に二割程度火山礫を交ぜ、地表から10㎝の深さまで穴に入れる。穴の真ん中を円錐型に軽く盛り上げ、アツモリソウを載せて根を広げる。土を被せて軽く押さえる。水遣り後、モミの葉でマルチング

4.気温差

5月11日の最低気温はマイナス3℃、18日19日は32℃まで上がり、温度差が極端。花後、緑の葉をできるだけ長く育てることが翌年咲かせるために重要というので、葉が萎れてしまわないか心配。ナメクジ退治の粒を株の周りに播いておく。毎朝こと切れたナメクジが見つかるが、今のところ株は無事。

5.生長が始まる

青い目の平氏一門の行く末 生長が始まる
2018年4月16日 新芽10本が伸び始めた。同時にナメクジが徘徊、芽を齧り始めていたので、禁忌剤を撒く。暖冬で1月には芽が出たが、その後の寒波で凍り、茶色くなっていた。慌てて砕いたバークでマルチングし、無事に発芽。葉が枯れるのは秋だと思っていたが、去年は8月初旬に葉が枯れてしまった。10本出た芽のうち、咲く気がありそうなのは4本。

6.二度目の春

2019年3月27日 久々の更新です。去年は10本芽が出て、一輪だけ咲いた。その後は史上最高記録を更新し続けた酷暑、一昨年同様、8月末には姿を消してしまった。あの酷暑で枯れてしまったかと思ったが、今年も芽が出始めて、一安心。

7.咲きません

青い目の平氏一門の行く末 咲きません
2019年5月6日 芽数は去年より減り、7芽。そのうち蕾を付けたのは0、一つも咲きません。今年の目標は出来るだけ長く肥培することです。

開花期

わたしの育て方

以下、ドイツ国内の生産者による栽培方法

【場所を選ぶ】

山林に自生する植物なので、日陰か、木漏れ日のあたる涼しく湿った場所 
他の木や灌木の根が張っていない場所
真昼の直射日光厳禁、建物の北側でも良い
シダが自然繁殖するような場所が最適

【土】

適湿の水はけ・水持ちの良い、腐植土が多い土 
強い酸性土の場合は石灰で中和 
土が重く水はけが悪い場合は、土と発泡煉石又は火山礫片を1:1程度に交ぜる。砂地で水はけが良過ぎる場合、セラミス又はパーライトを加えて、水持ちを良くする。

【植え付け方】

植え付けの適期は秋か春 株分けも同時に行える。
花付きを購入した場合、花後に出来るだけ早く鉢から出して地植えする。
土を耕し、深さ10㎝程度の穴を用意しておく
傷んだ根を切り取り、根洗い 根が乾いてしまわないよう注意
根を広げて植え付け、新芽が隠れる程度の深さに土を掛ける。根は深く植えない。
土を被せ、踏み固めずに水やりする。
春に植える場合はしばらく水遣りする。
トウヒかマツなど、針葉樹葉でマルチング
みんなのコメント (4件)

ログインするとコメントの書き込み、閲覧ができます。

ログインしてコメントを書く/見る

会員登録はこちら(3ステップで簡単登録!)

投稿する植物を探す

会員登録がお済みの方は

会員登録をすると、園芸日記、そだレポ、アルバム、コミュニティ、マイページなどのサービスを無料でご利用いただくことができます。

ピックアップ
定期購読
投稿募集中 from テキスト編集部
見て見て!お気に入りの花

見て見て!お気に入りの花
自慢の植物・庭の写真を募集中!

みんなのマルシェ

みんなのマルシェ
自慢の畑・野菜の写真を募集中!