小笠原左衛門尉亮軒(おがさわら さえもんのじょう りょうけん)
園芸研究家。1933年、名古屋生まれ。(公社)園芸文化協会会長。(一財)「雑花園文庫」庫主。京都大学古曽部園芸場を経て、1957年、名古屋園芸創業(現在、取締役隠居)。
「NHK趣味の園芸」講師を長く務め、執筆や講演活動を通じて家庭園芸の普及に尽力する。一方、江戸期以降の日本の園芸書や絵画を蒐集し、研究に勤しんでいる。主な著書に『江戸の花競べ―園芸文化の到来』、『江戸の園芸・平成のガーデニング―プロが教える園芸秘伝』など。
朝井まかて(あさい まかて)
作家。1959年、大阪生まれ。2014年、『恋歌(れんか)』で第150回直木賞、『阿蘭陀西鶴(おらんださいかく)』で第31回織田作之助賞を受賞。2015年には『すかたん』が第3回Osaka Project選定作となる。
作家になる前から小笠原左衛門尉亮軒ご隠居のファンで、「江戸の園芸」研究を追いかけていた。デビュー作は『実さえ花さえ』(2008年、第3回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞作、のち『花競べ(はなくらべ)』に改題、)。その他、『ちゃんちゃら』、『先生のお庭番』、『御松茸騒動』、『落陽』など園芸文化を題材にした作品を多く発表している。また、葛飾応為を題材にした『眩(くらら)』で第22回中山義秀文学賞を受賞、2017年9月にNHKでドラマ化、放送された。
1月号の対談本編(p.64~67)に掲載した図版を紹介します。
テキスト『趣味の園芸』1月号の対談本編(p.64~67)では、キクやアサガオ、サクラソウ、ツバキといった園芸植物を愛好し、園芸の腕を競い合った江戸の花好きたちにフォーカス。キクの記録をひも解き、身分の垣根を越えていく教養豊かな花好きの姿を追いかけます。「番外編」とあわせてお楽しみください。
撮影/牧 稔人
取材協力/名古屋園芸、雑花園文庫
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