涼しく快適!節電効果も!今年の夏は緑のカーテン

こんなに茂る! 緑のカーテン事例紹介

近ごろは町を歩いていても、緑のカーテンを実践している家をかなり見かけるようになりましたね。ここでは実際に緑のカーテンに取り組んでいる方をご紹介します。

ルーフバルコニーの輻射熱を遮る、
目にも涼やかなゴーヤーの緑のカーテン
  • 神奈川県・池田聖子さん
  •  野菜作りを始める動機は人それぞれ。池田聖子さんの場合は結婚がきっかけだったとか。緑の好きなご主人の影響で草花に親しむようになり、4年ほど前から野菜作りも始めたそうです。広めのルーフバルコニーには、大きなカツラやオリーブの木とともに、野菜やハーブなどのプランターが多数配置され、気分を和ませてくれます。
    「この部屋は西日が差し込むので夏が暑くて。快適に過ごしたいのと、どうせなら食べられるものをと思い、ゴーヤーのカーテンに挑戦しました」。バルコニーへの出入り口だけ残して、あとは緑のカーテンで覆うように窓に近い場所に園芸用ネットを張り、つるを誘引してあります。
    「黄色の花がかわいいし、早起きして手入れをするのも楽しくて。室内が涼しくなるだけではなく、見た目にも木陰にいるようで、気持ちも涼やかになります」。
    (『趣味の園芸 やさいの時間』2012年5月号より抜粋)
2株でサッシの窓2枚分をカバーするまでに広がったカーテン。

両側に突っ張りポールを立てて支えとし、ネットの最上部の目に通した支柱は結束バンドでポールに固定。写真右上/ネットの両サイドも結束バンドでポールに固定し、ネット全体をぴんと張って強度を持たせてある。

取材は2011年に行われたが、2012年はプランターを水を溜められるタイプに変え、株数も増やしてさらに豪華な緑のカーテンが完成した。

暑さ知らずで、長期間花も楽しめます。私の琉球朝顔ハウス
  • 埼玉県・下岡文隆さん
  •  8年前から琉球アサガオを楽しんでいる下岡さん。家の脇のわずかなスペースに株を植え、晩春から伸びてくるつるを、2階のベランダの柵やパーゴラに張ったネットに促しています。夏になれば2階はすっかり琉球アサガオに覆われ、室内に心地よい緑陰と涼風がもたらされるそうです。 肥料は、成長期の間に週1回、液体肥料を水代わりに与えているとのこと。定期的な管理で、毎夏、みごとな琉球アサガオハウスを実現させています。
建物の壁に添って植えられた株。
木質化したつるには、8年の貫禄が。

元気に生育中。ベランダの柵は、すでに2/3ほど覆われている。手前のゴーヤーは玄関前に地植えにしたもの

ベランダの柵は端から端まで琉球アサガオに覆われた。ゴーヤーも1階の屋根に届いた。

ついにベランダのパーゴラもつるに覆われ、いよいよ2階の屋根を登ってアンテナにもつるが届きそう。さらに、ゴーヤーのネットへも、下垂するつるが伸びている。

最も花数が多い時期。アンテナへ届くつるは、さながらガーランド(花綱飾り)のよう。琉球アサガオのクライマックスの時期。

霜が下りるころになると、琉球アサガオもややくたびれ始める。つるを処分して、木質化している部分近くまで切り戻して冬越しさせる。


好評発売中!『やさいの時間』2022年6・7月号

趣味の園芸 やさいの時間テキスト
特集「成功するグリーンカーテン」
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