
バラの剪定方法
バラの栽培で多くの人が悩むのが剪定の仕方。でも、心配はいりません。基本的なルールさえわかれば、誰でも上手にできるようになります。そこで、40年以上にわたり苗づくりからバラ園管理まで手がけてきたバラ栽培の達人・鈴木満男さんが、どこに目をつけ、どんな手順で剪定をしたらよいか、その勘所を伝授します。
冬剪定とは
春によい花を咲かせるために最も大切な作業の一つが冬剪定です。地域によって異なりますが、作業適期は主に2月です。つるバラは12月下旬から1月上旬に行います。
「モニカ」を例に、最も一般的なハイブリッド・ティー系のブッシュ・ローズの剪定方法をお伝えします。毎年新しいシュートで株を更新する品種の剪定のコツもわかります。
「アイスバーグ」を例に、フロリバンダ系のブッシュ・ローズの剪定方法を紹介します。シュートで株を更新しない品種の剪定のコツもわかります。
「セプタード・アイル」を例に、シュラブ・ローズの剪定方法を紹介します。人気のイングリッシュ・ローズの多くがこのタイプに該当します。
ロサ・カニーナを例に、バラの野生種の剪定の方法を紹介します。一季咲きで実(ローズヒップ)をつける株を剪定するコツがわかります。
「カクテル」を例に、フェンスに仕立てた一般的なつるバラの剪定と誘引の方法を紹介します。あちこちに伸びた株を作業しやすくすることもお伝えします。
「ニュー・ドーン」を例に、長年栽培してシュートが出にくくなったつるバラの剪定と誘引の方法を紹介します。高い位置で花を咲かせる際のコツもわかります。
「クリスタル・フェアリー」を例に、シュラブタイプのミニバラの剪定方法を紹介します。一般的な種類と違い、刈り込むような感覚で剪定することが可能です。
鈴木満男さんが手際よく剪定していく様子を、はじめから終わりまでほとんど編集せずに見せます。実際の剪定作業がどんな流れで進むのかがわかる必見の動画です。
鈴木満男(すずき・みつお)
1950年、岩手県生まれ。京成バラ園芸で、バラ苗の生産に関する技術指導を行い、バラ園の管理に携わってきたバラのプロフェッショナル。あらゆるバラの特性、栽培法に精通しているバラ栽培の達人。自宅では野生種をはじめとするツツジ約300種を栽培するなど、バラ以外の植物にも造詣が深い。