根本 久[園芸研究家]
アブラムシは、草花、観葉植物、樹木、野菜、果樹などきわめて多くの植物に寄生し、葉や新芽、新梢、蕾、花など柔らかい部分に群がります。翅(はね)があるものとないものがいますが、翅のあるものはほかの植物に移動し、そこで子をうみます。大の天敵はテントウムシなどで、それらがいると、殺虫剤を使用しなくてもすむ場合があるほどです。
アブラムシが出すおしっこ(甘露という)で植物がベタベタになったり、そこにカビが生えて、すす病になったりします。また、葉を巻いたり、こぶをつくったりする種類もいます。一番の被害は、アブラムシがうつすウイルス病です。ウイルス病に一度かかると治りません。
アブラムシには、非常に多くの種類がいます。草花や野菜、果樹、樹木など多くの植物を加害するのは、モモアカアブラムシやワタアブラムシなどです。また、アブラナ科植物しか加害しないニセダイコンアブラムシや、ゴボウやベニバナなどだけを加害するゴボウヒゲナガアブラムシのように、植物の一部のグループしか加害しない種類もいます。
最も効率的な方法は殺虫剤の使用です。特に、タネまき時や苗の植えつけ時に粒剤を処理すると、かなり効果的です。使用方法などは購入した殺虫剤のラベルで確認してください。殺虫剤を使いたくない場合は、アブラムシが銀色を嫌う性質を利用し、植えつけ時やタネまき時に地面にシルバーのマルチング資材などを敷いて防除します。寒冷紗や防虫網などで植物を覆うのも有効な方法です。
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