善林六朗[園芸研究家]
さび病は、野菜、草花、果樹、庭木など多くの植物の葉、茎、果実などに発生します。
葉に発生することが多く、大部分の植物では、最初は葉裏に、小さな黄白色の斑点を生じます。やがて斑点が拡大し、さまざまな色や形のやや盛り上がった斑点になります。病気が進行すると、葉表にも病斑ができます。
この病気の病原菌には多くの種類があり、種類によって感染する植物が決まっていて、病斑も白色、黒色、褐色、橙色など特有の色と形が生じます。
病斑が多数生じると、葉や茎などの形がゆがみ、葉がねじれたり巻き上がったりし、ひどい場合には枯れます。そのため、植物の生育が悪くなり、草花や樹木では観賞価値も損なわれます。
春と秋に雨が多いと多発しやすくなります。この病気の病原菌の多くの種類は、ある時期、別の特定の植物に寄生し、その後、再び元の植物に戻るため、寄生する植物が近くにあると発病が多くなります。また、さし木など栄養繁殖でふやす植物では、親株が発病していると子株も発病の可能性が高くなります。
まず病気にかかっていない苗を手に入れることが大切です。また、適正な施肥を行い、植物を健全に生育させて発病しにくくすることも重要です。さらに、植物の生育に支障がない範囲で、発病した葉などを見つけしだい摘み取り、土中に埋めるなどの処置をします。
適用のある薬剤がある植物で、殺菌剤を使用する場合は、確実な効果を得るため、発病初期に葉裏にかかるよう、薬剤をていねいに散布することが肝要です。
会員登録をすると、園芸日記、そだレポ、アルバム、コミュニティ、マイページなどのサービスを無料でご利用いただくことができます。
![]() |
![]() |
![]() |
---|---|---|
レモングラスで... 2023/12/10 | 湘南ゴールド🍊 2023/12/10 | 誕生日 2023/12/10 |
![]() |
![]() |
![]() |
矢祭園芸に行っ... 2023/12/10 | クリスマスバー... 2023/12/10 | 地元公園のクリ... 2023/12/10 |