被災者にコミュニケーションのきっかけを 大学生による「足湯」ボランティア

大学生による「足湯」ボランティア写真
被災者の方々とのコミュニケーションの契機となるのが、このボランティアの目的です。3月18日に参加したのは、福島大学から5名、早稲田大学などから7名、そして「認定NPO法人ふるさと回帰支援センター」の事務局長らスタッフ3名です。
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仮設住宅の集会場で足湯をしている間は、被災者の手をとりマッサージしながら会話で触れ合います。被災者たちの体と心をゆっくりとほぐしていきます。
大学生による「足湯」ボランティア写真
学生たちは仮設住宅を一軒一軒まわり、被災者たちに足湯への参加を呼びかけます。
大学生による「足湯」ボランティア写真
活動が終わると参加した学生同士で反省会です。毎回、次なる活動のステップを探ります。

被災者にコミュニケーションのきっかけを

 2011年4月からほぼ毎週末、地元・福島大学の学生たちが中心となって、いまだ仮設住宅で生活を送る被災者の方々を対象に、“足湯”を体験してもらうユニークなボランティア活動が行われています。今年の3月18日にも、警戒避難区域に指定された浪江町から来た福島市の笹谷東仮設住宅と南矢野目仮設住宅にいる約200世帯の方々のもとへ、福島大学、東京の早稲田大学などから集まった学生たちとNPOの代表らが訪れました。

 今回、東京から参加した学生は、「自分にとって初めて東北まで赴くボランティアであり、実際に被災された方のお話を聞く貴重な体験ができました」と語っていました。足湯を体験した被災者の方からは、「大学に通っている孫に会えたみたいで嬉しかった」という喜びの声が上がります。足湯は、被災者の方々の気持ちをやわらげると同時に、孤立しがちな被災者同士の会話を生むきっかけにもなっています。一回の足湯にかかる約6分~8分間が、被災者の方々と心を通わせるコミュニケーションタイムになっているのです。

 3.11から1年が経過したいま、地元の人たちが自ら立ち上がる“本当の復興”を実現するためには、継続した支援活動が鍵となります。復興のために必要なマンパワーの不足が指摘される現在、こうした学生たちによる地道なボランティア活動に期待が集っています。

お問い合わせ

認定NPO法人ふるさと回帰支援センター
≪ふくトコ復興ボランティア≫事務局
〒104-0061 東京都中央区銀座4-14-11 七十七ビル3F
Tel.03-6226-5518 Fax.03-3543-0346

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