やさいの時間編集部kの野菜だけで一品レシピ

No.219ベジハリラスープ

2016年09月09日
ベジハリラスープ
 モロッコで、イスラム教の断食ラマダン明けに食べられているハリラスープ。消化がよく、胃に優しいといわれます。牛肉などの肉類が入る場合もありますが、今回は野菜と豆だけでつくりました。シャンツァイ(パクチー)やスパイスの風味と、レモンの酸味がアクセントになり、夏の疲れが出て食欲がないときでも食べられます。つくり置きする場合、パスタ(ここでは太さ1mmのカッペリーニを使用)は食べるときに、食べる分だけ入れてください。伸びてスープがなくなってしまいます。代わりにジャガイモを入れてもおいしいです。

つくり方

【2人分】タマネギ1/2コとショウガ1かけ、ニンニク1かけは皮をむいてみじん切りにする。セロリ1/4本(50g)は、筋を取ってみじん切りにする。パプリカ(赤)1/4コは、へたとタネを取って1cm角に切る。調理用トマト(なければ水煮)400gは、へたを取って皮をむき、ザク切りにする。シャンツァイ7~8本は1cm長さに切り、茎と葉に分けておく。レモン1/4コは、汁を搾る。
 鍋にオリーブ油大さじ1/2、ショウガ、ニンニクを入れて弱めの中火にかけ、ショウガとニンニクの香りがたったらタマネギを加え、しんなりしたらカレー粉大さじ1を入れて炒め合わせる。トマトを加えて中火にし、ザックリと混ぜたら、水カップ2、2つに折ったローリエ1枚、塩小さじ1を入れてふたをし、沸騰したらレンズマメ(赤。乾燥)100gを加えて20分間煮込む。1~2cm長さに折ったカッペリーニとシャンツァイの茎を加え、3分間加熱したら、粗びき黒コショウ少々をふって器に盛る。レモン汁を回しかけ、シャンツァイの葉を飾る。

プロフィール

料理製作&レシピ
北村文枝

『趣味の園芸 やさいの時間』テキスト編集者。主義主張や健康志向とは何の関係もなく、肉も魚もその加工品も一切食べない。子どものころの好き嫌いを大人になっても押し通し、わが道を行く。そのくせお酒がないと生きていけないので、野菜だけでいかに美味しく飲めるかのレシピ研究に、日々余念がない。野菜愛の強さでは人後に落ちない自信あり。

●トマトを使ったレシピ
●ナスを使ったレシピ
●夏野菜を使ったレシピ(キュウリ、ズッキーニ、ピーマン、オクラなど)
●キャベツを使ったレシピ


●葉もの類を使ったレシピ
●豆類を使ったレシピ
●これまでのレシピ一覧
No.033 干し菜汁
No.036 五目豆
No.087 酒かす汁

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