楽しみ方いろいろ、クリスマスローズの進化が止まらない!「第13回クリスマスローズの世界展」
2月20~22日の3日間、「第13回クリスマスローズの世界展」が池袋・サンシャインシティで開催され、多くのファンで賑わいました。
写真に納めようとする来場者で毎回溢れるのが、クリスマスローズ協会会員による展示。花の新しさを競う「新花コンテスト」は、とてもクリスマスローズとは思えないような万重咲きの花が最優秀でした。芳香があるクリスマスローズや展開した葉が枯れずに紅葉したアプリコット系のクリスマスローズなど、珍しい花も並んでいました。
今年の特設コーナーは、上野ファーム(北海道旭川市)の上野砂由紀さんとガーデンデザイナーの竹谷仁志さんによる北海道のクリスマスローズガーデンです。オオバナノエンレイソウやエゾエンゴサク、スイセン、ムスカリなど、春の草花といっしょに咲く北国の春が関心を集めていました。
「クリスマスローズは初心者にも栽培しやすいうえ、ますますバリエーションが豊富になってきています。可愛らしい花を求める女性ファンには魅力的な花ですし、一方で男性ファンは自分だけのクリスマスローズを深く 掘り下げて楽しんでいるようです」(日本クリスマスローズ協会事務局)
かつてレンテンローズと呼ばれ、ニゲルやオリエンタリスを楽しんでいたクリスマスローズ。そんな当時が懐かしいくらい、世界中の原種が改良に加わった結果、花色も模様、花の咲き方までも多様になりました。「クリスマスローズの世界」は今も発展中でした。
(元『趣味の園芸』編集長 原田)
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【園芸LOVE 原田が行く】は、「みんなの趣味の園芸」スタッフであり『趣味の園芸』テキスト元編集長の原田による園芸エッセイです。