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世界一の生産量! トルコのイチジク利用法

世界一の生産量! トルコのイチジク利用法
生食用、乾果用など、何種類ものイチジクが並ぶトルコの市場。 (写真提供/Takako Nishimura Eti, Nana Yamamoto Kahraman)

熟した甘みと独特の食感が魅力のイチジク。
家庭で栽培できる果樹のなかでも特に育てやすく、初めての果樹栽培にもおすすめの果物です。

 

アラビア半島南部の肥沃な地域を原産地とし、地中海沿岸地域では6000年以上前から栽培されてきたイチジク。現在、世界一の生産量を誇る国はトルコです。特に西部のアイドゥン県が一大産地で、時期になると市場や食料品店にはさまざまな品種が並びます。

 

トルコ在住のニシムラ・タカコさんに、お話を伺いました。

 

「エーゲ海地方では路肩の木に勝手に実るという感じで、熟したら大人も子供も頑張って登ってとります。生食では食べられる期間が限られるので乾燥イチジクが家庭で常備されているところが多く、そのままお茶と一緒におやつにしたり、お菓子作りに用いられたりします。生食用は一般的に皮が紫色で、ブルサと呼ばれます。乾果用は皮が黄緑色で、バルダジュックと呼ばれています。」

 

世界一の生産量を誇るトルコでは、イチジクの種類も豊富。さまざまな方法で利用され、食生活の一部となっているようです。

 

現在発売中の『趣味の園芸』11月号では、「どっさり収穫! イチジクのオイシイ話」でイチジクの育て方を紹介しています。

 

日本のスーパーや青果店で出回っているイチジクは「ドーフィン」と「蓬莱柿(日本早生)」という2品種がほとんどですが、苗から育てれば珍しい品種も出回っているので、色々な種類を楽しむことができます。植えつけ適期は、11月と3月。これからが植えつけのベストシーズンです。11月はイチジク栽培に挑戦してみませんか。

 

番組放送は、11月1日予定です。お見逃しなく。

 

 

<テキスト情報>

 

趣味の園芸11月号.jpg

テキスト『趣味の園芸』11月号「どっさり収穫! イチジクのオイシイ話」(p.14~21)

 

 

<番組情報>

 

「果樹の恩返し(1) どっさり収穫! イチジクのおいしい話」

講師:大森直樹

 

放送 11月1日(日)午前8:30~8:55 Eテレ

再放送 11月2日(月)午後0:00~0:25 Eテレ

再放送 11月6日(金)午後9:00~9:25 Eテレ

世界一の生産量! トルコのイチジク利用法
トルコ・アイドゥン県の乾果用イチジク畑。 (写真提供/GIDATAY A.S. Cemal GUVEN)
世界一の生産量! トルコのイチジク利用法
乾果用のバルダジュックタイプは果皮が黄緑色。 (写真提供/GIDATAY A.S. Cemal GUVEN)
世界一の生産量! トルコのイチジク利用法
イチジクを天日で乾燥させているところ。 (写真提供/GIDATAY A.S. Cemal GUVEN)

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植物図鑑:イチジク

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