夏花のサマーガーデン、目下、東京・お台場でテスト中
「日本の夏の暑さに負けない花を探せ!」――
りんかい線東京テレポート駅前、シンボルプロムナード公園「夢の広場」を中心に、サマーガーデンのテストが行われています(期間は9月30日まで)。今回で2回目です。
このテストは「臨海副都心 花と緑のおもてなしプロジェクト2016」の一環。臨海副都心地域は2020年東京オリンピック・パラリンピックで多くの競技会場に予定されていることから、選手や来場者を美しい花と緑でもてなそうと、サマーガーデンのトライアルが行われることになりました。
(3/22 原田が行く「パンジー、ビオラ、チューリップがてんこ盛り~臨海副都心の春花壇」では、春に開催されたチューリップフェスティバルの模様をレポートしました。)
サマーガーデンに植栽されている草花は250余種。国内の園芸会社や研究機関による園芸植物です。日本の夏は近年、記録的な暑さになっていますが、とりわけオリンピックが行われる7月末から8月上中旬はうんざりするほどです。植物にとっても過酷な季節です。夏、元気な花の開発は園芸界にとって重要なテーマといえます。
さて、テストの対象になっている花たちです。炎天下のサマーガーデンには、ペチュニアやニチニチソウ、ジニア、アマランサス、コリウス、オシロイバナ......、家庭園芸でおなじみの園芸植物が植栽されています。
植えつけは6月中旬、途中の7月20日、8月10日、9月7日に、審査員7名によって生育具合がチェックされます。審査はまさにユーザーの視点です。遮るもののない臨海副都心の花壇で、強い日差しや風雨にさらされても、負けずに元気に育つ草花を評価するという審査です。
第1回の昨年は、ニチニチソウ'サンダーレッド'、イポメア'ライム'、メランポジウム'パラダイス'、ポーチュラカ'華ミステリア'が高い評価を得ましたが、果たして今年は......!?
園芸ファンにとっても夏のガーデニングの参考になる花のコンペティション。臨海副都心を訪れる際は、ぜひお立ち寄りください(審査結果は9月27日に発表される予定です)。
取材協力:東京港埠頭
東京港埠頭 臨海副都心「花と緑のおもてなしプロジェクト」2016 案内ページ
●臨海副都心「花と緑のおもてなしプロジェクト2016」夏花ガイドツアー
シンボルプロムナード公園「夢の広場」で開催されている「夏花トライアルガーデン」や修景ガーデンをめぐりながらの説明&見学会です(参加費無料)。
日時:8月6日(土)15:00~16:30、8月7日(日)10:00~11:30
会場:シンボルプロムナード公園「夢の広場」
(『趣味の園芸』 シニアエディター 原田)
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【園芸LOVE 原田が行く】は、「みんなの趣味の園芸」スタッフであり『趣味の園芸』シニアエディター・原田による園芸エッセイです。