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花の可能性をもっと広げよう!!~ヴィクトリーブーケ・デザインコンテスト2016

花の可能性をもっと広げよう!!~ヴィクトリーブーケ・デザインコンテスト2016
「ヴィクトリーブーケ・デザインコンテスト2016」に出品された102点の作品。コンテストは8月6日に行われ、7日までお台場のヴィーナスフォートに展示された

「手もとの植物をもっとアップで映してほしい!!」。

 

オリンピックなどの表彰式シーンで出る心の叫びが、今回ばかりは開会式の中継映像を見ていて出てしまいました。

 

いよいよリオデジャネイロオリンピックが開幕。様々な植物が開会式のモチーフとして使用され、花やグリーンの可能性を見せつけられる内容でした。

 

今回のオリンピックはブラジルの植物を知る楽しい大会になりそうです(水泳の表彰式を見る限り、残念ながら、この大会ではヴィクトリーブーケはなさそうです)。

 

さて、2020年東京オリンピック・パラリンピックを見据え、日本でも花のノウハウの開発が試みられています。

 

7月25日本欄「夏花のサマーガーデン、目下、東京・お台場でテスト中」に続き、8月6~7日、お台場のヴィーナスフォートでフラワーデザイナーによる「ヴィクトリーブーケ・デザインコンテスト2016(東京都花き振興協議会主催)」が行われました。

 

集まった作品は102点。日本で育種、生産された花を材料にした多彩な作品が並びました。

 

夏の花のヒマワリやグロリオサ、カラーあるいはダリア、日本的な雰囲気が漂うキク、ユリ、リンドウ。葉もののハランなどをアレンジしたブーケが目につきました。

 

和のテイストを演出すべく、和紙や水引き、組み紐なども随所に使われていました。

 

作品は独創性、花材の選択、テクニック、完成度といったポイントから審査され、東京都花き振興協議会会長賞(金賞)、東京都議会議長賞(銀賞)、日本フラワーデザイナー協会理事長賞(銀賞)、銅賞2作品、そして入賞4作品が選ばれました。

 

審査委員長を務めた日本フラワーデザイナー協会理事長の河合透さんは、「今年で3回目を迎え、作品のレベルが高くなり、また実用性も感じさせる作品が並んだ」と語っていました。

 

夏は植物にとって厳しい季節ですが、花の可能性のさらなる広がりを期待していきたいものです。

 

取材協力:東京都花き振興協議会

 

(『趣味の園芸』 シニアエディター 原田)

 

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【園芸LOVE 原田が行く】は、「みんなの趣味の園芸」スタッフであり『趣味の園芸』シニアエディター・原田による園芸エッセイです。

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東京都花き振興協議会会長賞(金賞)の「harmony‐調和‐(市村亨・作)」。2020年東京オリンピックのエンブレムの市松模様にインスパイアされたという。色はオリンピックカラー
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東京都議会議長賞(銀賞)の「栄光のTOKI(瞬間)(金子美喜雄・作)」。夏の花、グロリオサをふんだんに使っている
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日本フラワーデザイナー協会理事長賞(銀賞)の「誉(中台智子・作)」。花材はピンポンマム、スプレーマム、カーネーションなど
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銅賞の「Viva Orange(羽原正枝・作)」。花材はバラ、ケイトウ、カーネーション、トクサなど
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銅賞の「てまり(鳥居あつ子・作)」。キクとクルクマが印象的
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フラワーデザイナーの曽我部翔さんによるヴィクトリーブーケのデモンストレーションも行われた

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