決定!第10回「国際香りのバラ新品種コンクール」'ジパング'が最優秀賞と香り部門第1位のダブル受賞!
2016年12月20日に、第10回国営越後丘陵公園「国際香りのバラ新品種コンクール」の受賞品種が発表されました。
「国際香りのバラ新品種コンクール」はその名の通り、バラの「香り」を重視して評価を行っている、バラの新品種コンクールです。
審査にあたっては、毎年応募された苗を園内の試作場に植えて、その後2年間を同じ条件のもとで育てます。そして2年目の春と秋に、バラの専門家や香りの専門家によって厳正な審査が行われ、受賞品種が発表されます。
第10回となる今回のコンクールに出品されたバラは、世界6か国から50点。平成26年度に出品され、その後、平成28年春と秋の審査を経て、昨年末に受賞花が選ばれました。
第10回 「国際香りのバラ新品種コンクール」 受賞品種
《国土交通大臣賞、新潟県知事賞》
シュラブローズ'ジパング'(京都府、友景保さん作出)
最優秀賞にあたる国土交通大臣賞は、シュラブローズの'ジパング'(京都府、友景保さん作出)が受賞しました。また、'ジパング'は「香り」部門で最高評価を得たバラに与えられる新潟県知事賞もあわせたダブル受賞となりました。
《長岡市長賞》
フロリバンダ 'COCA'(ドイツ)、シュラブローズ 'LIWA'(デンマーク)
コンクールでは出品されたバラについて来園者による人気投票が行われます。その結果、最多得票を得たバラに授与される長岡市長賞には、フロリバンダの'COCA'(ドイツから出品)とシュラブローズの'LIWA'(デンマークから出品)が輝きました。
審査委員長を務めた岐阜県立国際園芸アカデミー学長の上田善弘さんは、「'ジパング'は黄金色カップ咲きの花に加えて、ローズゼラニウムやベルガモット、リンゴ、モモを思わせる芳香が高く評価され、一方で'COCA'と 'LIWA'はその豊かな香りとともに、房咲き多花性の華やかさが来園者に好感を与えた」と講評を述べていました。
今回の受賞品種および過去第1回からの受賞品種は、今年5月20日(土)から6月18(日)に国営越後丘陵公園で開催される「香りのばらまつり」で花を楽しむことができます。