スーパーチュニア・ビスタシリーズ品種、ビッグタイトル連続獲得!
社団法人日本種苗協会が主催する「第62回 全日本花卉品種審査会」で、ハクサンが開発したペチュニア、スーパーチュニア・ビスタ・ミニピンクスターが農林水産大臣賞に輝きました。
半世紀以上もの間、花の育種と採種技術、種子の品種向上を企図し、国内都道府県の栽培試験場等の公的な機関で実地栽培を通して比較審査が行われてきた全日本花卉品種審査会。審査会は年間約10回行われ、各審査会の1等特別賞のなかで特に優れた品種に農林水産大臣賞が与えられます。
今回、そのペチュニア初夏花壇部門で、競合する品種のなかで100点満点中91.88点という高得点を獲得、授賞が決まりました。
住宅環境の変化に伴い、小さなスペースでも綺麗にまとまって長く咲くことが喜ばれるガーデニング草花。ピンクとホワイトのバイカラーという優しい色合いのミニピンクスターは、小さい鉢であればコンパクトに楽しめ、大鉢や地植えであればボリューム豊かで豪華な花姿になる点が評価されたようです。
実はこの一報を聞いたとき、ハクサンが開発した同じシリーズで、ブルーとホワイトのバイカラーが美しいスーパーチュニア・ビスタ・ミニブルースターという花を思い出しました。
存在感のある美しい花で、日本花普及センターなどが参画するジャパンフラワーセレクション「日本フラワー・オブ・ザ・イヤー2016-2017」で、ガーデニング部門の最優秀賞を受賞しています。この賞も複数回の審査を経て授賞が決まります。
注目したいのは、ミニピンクスターそしてミニブルースターというスーパーチュニア・ビスタシリーズの品種が、異なる視点の異なる審査を受けた結果、それぞれ高い評価を得た点です。高温多湿で狭い庭という日本のガーデニング事情に対応できる花が登場してきたのではないか、そう考えるとどこか楽しくなります。
ペチュニアがガーデニングの主役に躍り出て四半世紀が経ちますが、今なお優良花が登場してくるところにペチュニアに懐の深さを感じます。
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【不定期連載】 園芸LOVE 原田が行く
「みんなの趣味の園芸」スタッフであり『趣味の園芸』シニアエディター・原田による園芸エッセイです。