熱帯雨林を駆け巡るプラントハンターが現地で採取した植物が集まる「草ワルン」9月24日原宿で開催
「ワルン」とはインドネシアの言葉で「屋台」のこと。
草ワルンは、出店者のブースがリラックスした屋台のように軒を連ね、熱帯雨林のアグラオネマ、ホマロメナなどのサトイモ植物、原種ベゴニア、シダ、ラン、アリ植物などの植物を販売するイベントです。
東日本だとあまりなじみがないかもしれませんが、関西では「採集カルチャー」が盛り上がっています。
海外で植物を採集して国内に持ち込みショップなどに卸す人は、国内のあちらこちらにいますが、関西には水草や湿性植物を扱うショップが多く存在。そうしたところから、現地採集され日本に持ちこまれた植物の人気に火がついてきました。*1
こうした熱帯雨林植物がとても人気を博し、密閉に近い環境にした水槽や、パルダリウム*2に入れて育てることが盛んにおこなわれています。
そのほかにも、原種のベゴニアでは近年になって新種が見つかったり、国内に持ち込まれたものに未記載種*3もあったりと、まだまだ新しく、面白いものがこれから出てきそうな雨林植物。
同じ種類であっても、自生する地域によって異なる見た目をしていることもあり、熱い視線を注ぐ植物好きは少なくありません。
「コアな植物好きはもちろん、『パルダリウムに興味が出てきたけど、どんな植物を入れたらいいの?』『最近ネットなんかでもよく見るようになったアグラオネマがちょっと気になってるんだけど...』『関西で人気の植物ってどんなものなの?』なんて方も大歓迎!ぜひ来てみてください」(TEAM BORNEO 季子 宏之さん)
*1
採集、持ち出しが許可された国、地域の植物を、正規の検疫を受けて国内に持ち込み、販売しています。
*2
パルダリウム=テラリウムの一種で、湿地、多湿な環境を、水槽などの中で再現したものを指すことが多い。ヤドクガエルなどのは虫類をパルダリウムの中で飼う人もいる。これまでは一部のマニアが楽しむことが多かったが、LEDライトを使えば屋内でも植物の栽培ができることから、インテリアグリーンとしても注目されつつある。
*3
新種の動植物が発見されると、論文などに記載、発表することで新種として認められる。こうした論文への記載がないもの=未記載種。
【出店者】
Azul Aquarium
熱帯草屋 "LA"
Rio
葉風空間(ようふうくうかん)
TEAM BORNEO
草ワルン 開催概要
日程/2017年9月24日(日)
開催場所/レンタルスペースさくら 原宿竹下口会場
東京都渋谷区千駄ヶ谷3-54-8
JR山手線原宿駅・地下鉄副都心線北参道駅 徒歩5分
地下鉄東京メトロ副都心線・千代田線明治神宮前駅より 徒歩6分
※10時30分の時点で会場前での待機者を対象に開場時の入場順を決める番号くじ引きあり。(10時30分~11時下見可能) 11時より番号くじ順に入場。11時30分までは、番号くじを購入券として、お一人様商品1点のみ購入することが出来ます。(11時30分以降は、制限無し。購入券無しでも買い物できます)
11時~11時30分の間は番号くじ無しでの購入はできないので、この時間帯に来場する際は必ず入り口で番号くじを受け取ってください。会場ではスタッフの指示を守ってください。
入場料/無料