決定!第11回「国際香りのバラ新品種コンクール」~フロリバンダの'フラワーデコレーター・永島'が国土交通大臣賞!
昨年末12月22日、第11回国営越後丘陵公園「国際香りのバラ新品種コンクール」の結果が発表されました。
最優秀賞の国土交通大臣賞をはじめ、香りの評価で最高得点の新潟県知事賞、来園者による人気投票で最多得票のバラに授与される長岡市長賞など各賞は次の通りです。
◆ハイブリッド・ティー系
新潟県知事賞&金賞 'ル・プランタン'(木村卓功・埼玉県)
銀賞 'AM-402-I'(ALAIN MEILLAND・フランス)
銅賞 'アモローゼ'(友景 保・京都府)
◆フロリバンダ系
国土交通大臣賞&金賞 'フラワーデコレーター・永島'(吉池貞藏・岩手県)
長岡市長賞 'ファンタスティック'(佐藤 悟・新潟県)
銀賞 'ムーンボー'(山川弘富・岐阜県)
銅賞 'シュクレ'(河本純子・岐阜県)
◆シュラブ系
金賞 'マイスタージンガー'(忽滑谷史記・埼玉県)
銀賞 'リヴェール' (木村卓功・埼玉県)
銅賞 'RT12339'(Rosen Tantau・ドイツ)
◆ミニチュア系は入選がありませんでした。
今回のコンクールにエントリーされたバラは7か国から59点。平成27年度に出品され、その後、平成29年春と秋の審査を経て受賞品種が決まりました。国土交通大臣賞に輝いた吉池貞藏さんは今回で3回目の受賞です。
一方、注目はシュラブ系金賞受賞のバラ育種家、忽滑谷史記(ぬかりや・ふみのり)さん。アンティークな花容から近年、大人気のシュラブローズですが、実績豊かな育種家を抑えて金賞に輝きました。
「国際香りのバラ新品種コンクールでは、第8回のシュラブ部門で'パブ・ロック'が金賞を受賞して以来2回目です。今回の'マイスタージンガー'はダマスク香とフルーツ香が合わさった、清々しく心地よい甘い香りです。強い香りと花もちのよさを両立させるのは難しいのですが、それを実現できました。ガーデンローズの大切な個性の一つ、香りが重視されるバラのコンクールで高い評価を得られたことは、今後の大きな自信になります。」(忽滑谷史記さん)
今回の受賞品種および過去第1回からの受賞品種は、今年5月26日から国営越後丘陵公園で開催される「香りのばらまつり」で花と香りを楽しむことができます。
香りのばらまつり 5月26日(土)~6月17日(日)
★第10回の受賞結果
決定!第10回「国際香りのバラ新品種コンクール」'ジパング'が最優秀賞と香り部門第1位のダブル受賞!
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【不定期連載】 園芸LOVE 原田が行く
「みんなの趣味の園芸」スタッフであり『趣味の園芸』シニアエディター・原田による園芸エッセイです。