世界観を覆す異色の植物本、待望の続編登場！『植物は<未来>を知っている～9つの能力から芽生えるテクノロジー革命』

最新の科学で、<植物と人間の驚異の未来>を刺激的に描きだした野心作！

3月28日、NHK出版より『植物は<未来>を知っている～9つの能力から芽生えるテクノロジー革命』が刊行されました。

2015年、植物の驚異の世界を描き出し、「植物を見る目が変わった！」「世界観がひっくり返った！」と話題になったベストセラー『植物は<知性>をもっている』待望の続編。

異色の植物本が、豊富なカラー写真とともに、さらにパワーアップ！ 本作では、＜植物と人間の驚異の未来＞を描いています。

●本書「はじめに」より

現代のシンボルであるインターネットが、植物の根に似た構造をしているのは偶然ではない。頑強でしかも革新的だという点で、植物に勝る生き物はいない。動物とは大きくちがう方法で進化したおかげで、植物は非常に現代的な生き物になったのだ。人類が未来を計画するときには、そのことを頭に入れておくべきだろう。

『植物は<知性>をもっている』が入門編だとすれば、こちらは実践編。前作では、植物が人間も顔負けのすばらしい知性を備えていることを解説しましたが、今作では植物と人間の新しい関係を具体的に示し、私たちの未来のために植物がいかに必要不可欠かということを教えてくれます。

『植物男子ベランダ―』原作者 いとうせいこう氏

「この著者は植物がヒトの世界に放ったメッセンジャーだ。我々の明日を握る草花の知恵を、愉快に詳しく伝えてくれる」

サイエンス・ジャーナリスト 森 昭彦氏

「久しぶりの一気読みだった。植物好きの人間には間違いなくたまらない1冊。読んでいる間は、おもしろいを超特急で通り越し、興奮のルツボだった！」

『植物は<未来>を知っている～9つの能力から芽生えるテクノロジー革命』

ステファノ・マンクーゾ 著／久保耕司 訳

定価：本体2,000円＋税

304ページ（内カラー142ページ）

発売日：2018年3月28日

『植物は〈知性〉をもっている～20の感覚で思考する生命システム』

ステファノ・マンクーゾ アレッサンドラ・ヴィオラ著／久保耕司 訳

定価：本体1,800円＋税

232ページ

発売日：2015年11月25日

「第1章 記憶力 ～脳がなくても記憶できる」私たち人間は、地面から上に出ている部分だけが植物だと考えがちだ。だが実際は、植物の体の半分以上が根である。根の部分こそが興味深い。

「第3章 擬態力 ～すばらしい芸術」リトープス属の植物は一般的に《生ける石》の名で知られている。擬態能力以外にも、原産地の砂漠で生き残るための並外れた適応能力をそなえている。写真:著者提供

「第6章 分散化能力 ～自然界のインターネット」葉の葉脈から根の構造にいたるまで、植物のすべてがネットワークの形をとっている。写真:著者提供

「第7章 美しき構造力 ～建築への応用」オオオニバスの葉は、数十キロの重さが上にのっても耐えられるほど丈夫な構造をしている。写真:著者提供