人気シリーズ『12か月栽培ナビ⑨ アジサイ』発売記念特別インタビュー!
栽培の基本をコンパクトにまとめた人気シリーズ「12か月栽培ナビ」。最新刊の『つるバラ』と『アジサイ』が、4月20日に2冊同時発売されました。
最新刊の発売を記念して、『アジサイ』の見どころを、著者である園芸研究家の川原田邦彦さんに伺いました。
『12か月栽培ナビ⑨ アジサイ』著者 川原田邦彦さんの特別インタビュー
編集部(以下、編):川原田さんのナーセリーでは、アジサイを数多く扱っているとのことですが、現在何種類ぐらいお持ちなのでしょうか。
川原田( 以下、川) : 今は600種類ぐらいあるかなー。
編:600種類! すごい数ですね。何か集め始める、きっかけがあったんですか?
川:今回の本でも書かせてもらってるけど、アジサイ研究家に山本武臣さんという方がいらっしゃってね。ご自宅に遊びに行ったときに、アジサイってこんなに種類があるのかと、衝撃を受けたのがきっかけ。
編:そうなんですか。
川:当時はヤマアジサイにしか興味がなかったんだけど、いろんなアジサイを見たら、もっと種類を扱わないとお客さんを逃しちゃうと思ってね。
編:自分の好きなものだけ扱うわけにもいかないんですね。
川:そう。もともと種類を集めたくなる性分でもあるけどね(笑)。
編:川原田さんが思うアジサイの魅力って、どんなところでしょうか?
川:やっぱり種類の豊富さ。渋いものから派手なものまで、幅広くあるから、和の庭でも洋の庭でも使える。しかもあまり大きくならないから管理もしやすい。
編:オールマイティーですね。
川:存在感もあるかな。庭に置くとわかると思うけど。
編:最近も新しいアジサイは出てきているのでしょうか。
川:もちろん。カラーリーフのアジサイとか、香りがあるアジサイもふえてきているね。
編:へー、見てみたいです。
川:全部今回の本で紹介しています!(笑)
編:最後にこの本を手にとってアジサイを育てる人に向けてメッセージをお願いします。
川:母の日でプレゼントされた人も、ぜひこの本を見て、アジサイ栽培に挑戦してみてください。アジサイは愛情をかければ、必ず応えてくれる花木ですよ。
川原田邦彦(かわらだ・くにひこ)/園芸研究家。1958年、茨城県生まれ。東京農業大学造園学科卒業。樹木のナーセリーを営みながら、造園も数多く手がける。(社)日本植木協会会員。
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