鳥を呼ぶ工夫やステンドグラスまで...有島さんに庭のオーナメントについて聞いてみた!<前編>趣味の園芸4月号こぼれ話
ウェブサイト「みんなの趣味の園芸」だけで読める連載「テキストこぼれ話」。『趣味の園芸』テキストの特集に登場した、講師の方にインタビューします。専門家の方だけが知っているおもしろい情報が満載です。
今回は4月号特集「鉢植えでつくるバラ満開の庭」の講師を務めた有島薫さんに、ご自身の庭を彩るオーナメントを紹介してもらいます。
有島:私にとって庭は遊び場。植物だけでなく、いろんな遊び道具が詰まっています。庭を飾るオーナメントの一部を紹介します。
庭の正面奥に飾ったステンドグラス。購入したものを、自作したグリーン枠組みにはめ込みました。フォーカル・ポイントとして効果的です。視線を庭の奥に誘うことで、広さを演出しています。
ステンドグラス下に置いたプリムラ・ジュリアンは、水やりのタイミングを図るきっかけにも。クタッとしてきたなと思ったら、庭全体に水やりします。
有島:鳥が楽しめる工夫もあります。シジュウカラにメジロにジョウビタキなど、いろいろな種が遊びにきます。
バードバス。水のなかには、水が腐るのを防ぐためにネットに入れた珪酸塩白土を沈めています。
この巣箱はモルタル製。知り合いのモルタル作家さんにつくってもらったもの。昨年はシジュウカラが巣立っていきました。
これは市販の落花生を針と糸でつないだもの。殻の両端を少し切って、鳥がついばみやすいようにしています。こちらもシジュウカラが食べます。
有島:私だけでなく、鳥たちにとっても居心地のよい庭になっているのは嬉しいですね。いつもどんな鳥の訪問があるか楽しみにしています。
後編はこちら(剪定バサミやフローリストケースまで......有島さんにこだわりの園芸ツールについて聞いてみた!)
有島 薫(ありしま・かおる)
バラ栽培家。長年にわたってバラのアドバイザーとして活躍。家庭園芸の視点から、既成概念にとらわれない合理的で手軽な栽培方法を考案。創意工夫あふれるテクニックを日々、開発中。
『趣味の園芸』テキストの特集に関連して、担当編集者による講師へのインタビューなどをウェブ限定で公開します。(毎月2回更新予定)