剪定バサミやフローリストケースまで...有島さんにこだわりの園芸ツールについて聞いてみた!<後編>趣味の園芸4月号こぼれ話
ウェブサイト「みんなの趣味の園芸」だけで読める連載「テキストこぼれ話」。『趣味の園芸』テキストの特集に登場した、講師の方にインタビューします。専門家の方だけが知っているおもしろい情報が満載です。
今回は4月号特集「鉢植えでつくるバラ満開の庭」の講師を務めた有島薫さんが登場。
前編では、ご自身の庭を彩るオーナメントを紹介してもらいましたが、後編では有島さんが普段使っている園芸ツールをご紹介いただきました。
有島:ここで紹介したものは、どれも長年使っているもの。園芸ツールは使いやすいものが選ぶのが一番です。
普段使っているハサミ。右がおもに花がら切り用、真ん中が枝切り用です。左のハサミは用途を問わず使っているスイスのメーカーフェルコ社の6番。軽いので、扱いやすく長年のお気に入りです。
草刈りに使っているカマ。小さいものが好みです。落としたときに目立つようにリボンをつけています。
枝を切るためののこぎり。折りたたみ式です。
手前が根鉢をくずすための熊手。奥が植え替えのときに根鉢と鉢を切り離すスパチュラです。
このフローリストケースはオーダーメイド。燕三条の剪定バサミ職人につくってもらいました。口が大きいので、ハサミの出し入れが手元を意識せずにできます。剪定バサミのほかには、ラベルに油性ペン、麻ひもなどを入れています。
有島:園芸ツールのほんの一部を紹介しました。自分の好きな道具を選べば、園芸作業がさらに楽しくなります。ぜひお気に入りをみつけてください。
<終わり>
有島 薫(ありしま・かおる)
バラ栽培家。長年にわたってバラのアドバイザーとして活躍。家庭園芸の視点から、既成概念にとらわれない合理的で手軽な栽培方法を考案。創意工夫あふれるテクニックを日々、開発中。
『趣味の園芸』テキストの特集に関連して、担当編集者による講師へのインタビューなどをウェブ限定で公開します。(毎月2回更新予定)