これが江戸の桜草花壇!神代植物公園でサクラソウの展示がスタート
4月20日(土)、都立神代植物公園(東京・調布市)でさくらそう会によるサクラソウの展示が始まりました(会期は29日(月)まで)。
サクラを思わせる可憐な花から、変化に富んだ花まで多彩なサクラソウが展示されています。
なかでも注目は「桜草花壇」。5段の雛壇に配色よくサクラソウを陳列する観賞法で、天保年間に成立しました。
さくらそう会はこの観賞法が記された天保年間の記録『櫻草作傳法』に基づき、桜草花壇を復元したのです(神代植物公園の展示は現存する復元された最古の桜草花壇だそうです)。
かつて武士に愛されたサクラソウ。その魅力を現代に伝える「神代植物公園のサクラソウ品種コレクション」は、「野生種、栽培種にかかわらず、日本で栽培されている文化財、遺伝子資源として貴重な植物を守り後世に伝えていく」日本植物園協会のナショナルコレクションに、2018年、認定されました。
都立神代植物公園 サクラソウ展示
期間/2019年4月20日(土)~4月29日(月)
場所/東京都調布市深大寺元町二・五丁目、深大寺北町一・二丁目、深大寺南町四・五丁目