絵に描かれた花々～直木賞作家・朝井まかてさんが見つめる江戸園芸＜第4回・7月21日放送＞

朝井まかて／作家。『実さえ花さえ』（のちに『花競べ』に改題）でデビュー。2014年、『恋歌（れんか）』で直木賞、2018年は『雲上雲下』で中央公論文芸賞、『悪玉伝』で司馬遼太郎賞を受賞。『先生のお庭番』『すかたん』『落陽』など作品多数。

作家デビュー以来、自然や植物、園芸世界を題材にした歴史小説で大人気の朝井まかてさんが、「NHK趣味の園芸」のミニコーナー「朝井まかての江戸園芸遺産」に登場。

毎月1回、12回にわたり、江戸時代に生まれて現代に引き継がれ、そして未来に遺していきたい貴重な日本の園芸文化を紹介します。

7月21日放送（再放送：23日・25日）の第4回テーマは『絵に描かれた花々』。

世界に類を見ない高度な園芸文化が花開いた江戸時代。西欧のボタニカルアートを思わせる岩崎灌園『本草図譜』や松平定信『清香譜』などなど、とりわけ化政期を中心とする後期は、優れた植物図譜や園芸書の刊行が目をひきます。江戸園芸の実際を今日に伝える花の絵の数々。精緻で美しい江戸の植物画の世界を語ります。

放送予定

趣味の園芸

7月21日（日）午前8:30～8:55　NHK Ｅテレ

【再】7月23日（火）午前10:25～10:50　 NHK Ｅテレ

【再】7月25日（木）午後0:30～0:55　 NHK Ｅテレ

テーマ：大江戸花競べ 十二選 第4回「松平定信が愛したハス」

ミニコーナー：朝井まかての江戸園芸遺産④ 絵に描かれた花々

「趣味の園芸」番組ホームページ

※ニュースや地震の関連番組などにより放送が変更、休止になる場合があります。

NHKテキスト『趣味の園芸』7月号もあわせてご覧ください。

岩崎灌園『本草図譜』に記載されたロサ・キネンシス（コウシンバラ）のページ。（国立国会図書館デジタルコレクション画像）

岩崎灌園『本草図譜』表紙。1900点余の彩色された植物画が掲載され、日本初の本格的な植物図鑑といわれる（国立国会図書館デジタルコレクション画像）