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つるバラは"7月"に剪定・誘引する~連載「"レジェンド"鈴木満男さんに教わるバラ栽培の奥義」第4回(7月号)

つるバラは"7月"に剪定・誘引する~連載「"レジェ...

悩めるバラ愛好家、中上級者の皆さんに栽培の奥義を伝えるテキスト連載「"レジェンド"鈴木満男さんに教わるバラ栽培の奥義」

 

『趣味の園芸』2020年7月号掲載の第4回のテーマは「つるバラは"7月"に剪定・誘引する」です。

 

バラ界のレジェンド、プロ中のプロ、鈴木満男さんが50年の経験で培った「本当のバラ栽培のコツ」を、余すところなく皆さんにお伝えします。

 

第4回 つるバラは"7月"に剪定・誘引する

 

つるバラの誘引は冬の大仕事。そう信じている方が多いようですが、激化する夏の豪雨や暴風に対処するため、枝が長く伸びる一季咲き性のつるバラや、枝が堅い四季咲き性のつるバラは、7月中に剪定・誘引する(整枝する)ことをおすすめします。

 

●一季咲き性つるバラをバッサリ剪定

関東地方以西では一季咲き性の品種は伸びた枝を7月中に剪定します(遅れると翌年開花しない)。モッコウバラやナニワイバラなどの原種や、原種系品種、長く伸びてよく茂る一季咲きの園芸品種などは、7月中に枝を切ると、8月以降に伸びたほどよい長さの枝に翌年花が咲きます。ただし、関東地方以北では生育期間が短いため、多すぎる枝を間引く、あるいは長すぎる枝を整枝する程度とします。

 

●四季咲き性つるバラの誘引

従来つるバラのシュートは支柱を立ててまっすぐ伸ばしておき、冬に誘引するのが一般的でした。しかし最近は暴風などによる枝折れの危険性が高まっています(特に枝の堅い品種はダメージが大きい)。そこで、新しく伸びたシュートを台風シーズンの前に誘引することで、被害を避けるようにします。

 

7月号テキストでは、これらの剪定・誘引方法について、詳しく解説しています。致命的なダメージを防ぐ新しい夏の手入れをご紹介しましょう。

 

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NHKテキスト『趣味の園芸』7月号

(このテーマの放送はありません)

 

"レジェンド"はこんな人~気候の変化に適応したバラ栽培を研究

 

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鈴木満男(すずき・みつお)

バラ栽培研究家。約40年にわたり、バラの種苗会社(京成バラ園芸)で生産者への技術指導やバラ園の管理などを担当。定年退職後も各地のバラ園でプロへの指導、一般愛好家への講習会などを続け、品種ごとの特性や気候風土に合わせたバラの管理技術は、多くの栽培家を唸らせている。バラ界のレジェンドにして、プロ中のプロ。

主な著書に『NHK趣味の園芸12か月栽培ナビ① バラ』、『NHK趣味の園芸 ガーデニング21バラを美しく咲かせるとっておきの栽培テクニック』など多数。

 

●次号2020年8月号(7/21発売予定)では、「夏を乗り切る!バラの暑さ対策」奥義を紹介します。お楽しみに!

 

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連載「"レジェンド"鈴木満男さんに教わるバラ栽培の奥義」これまでのテーマ

つるバラは"7月"に剪定・誘引する~連載「"レジェンド"鈴木満男さんに教わるバラ栽培の奥義」第4回(7月号)
枝が密生して長く伸びているモッコウバラ。思い切ってバッサリ剪定しましょう。

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