まるで宝石! キラキラ多肉 ハオルチアの人気が急上昇中
見てください、キラキラと輝くこの美しい植物。これが多肉植物の仲間・ハオルチアです。「宝石」とも称される見た目に加えて、育てやすさでも、今、人気を集めています。多肉植物栽培家の松岡修一(まつおか・しゅういち)さんに、その特長を教えてもらいました。
* * *
こんな植物見たことない!
松岡さんとハオルチアの出会いは、関西の多肉植物専門店。「葉が透き通って葉脈が見える植物をそれまで見たことがなくて。その美しさに衝撃を受けました」。ハオルチアには葉が柔らかくふっくらとした「軟葉系」と、葉が硬くシャープな「硬葉系」があり、葉先が透き通っているのは軟葉系の種類。透明のキラキラは「窓」や「レンズ」と呼ばれます。
キラキラ窓は何のため?
ハオルチアの故郷は、主に南アフリカの南部。荒れ地では強い光や乾燥から身を守るため、砂や岩の間に体を埋めて、葉先の窓だけ地上に出して生活しています。窓から光を取り込んで地中で光合成をしているのです。「もともと過酷な環境で生きてきたため、強くて育てやすいのも魅力の一つ。まずは手ごろな一鉢から始めてみましょう」。
窓辺やベランダでも育てられる
窓をもつタイプは原生地では砂に埋もれているので、株全体に直射日光が当たらなくても育ち、ほかの多肉植物ほど光に敏感ではありません。窓辺やベランダで育てて、身近で眺めて楽しめます。