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冬の働きもの「キク科」植物の魅力と楽しみ方

冬の働きもの「キク科」植物の魅力と楽しみ方
カレンデュラ「コーヒークリーム」はシックな花色が新鮮な、オフィキナリス種の園芸品種(撮影:田中雅也)

冬は花が少なくて寂しいと思っている皆さま。晩秋に咲きだし、5月ごろまで咲き続ける"働きもの"たちを忘れていませんか? キク科の植物には冬に輝く種類がいくつかあります。全国各地の庭園で植栽設計を担う矢澤秀成(やざわ・ひでなる)さんにキクの仲間の魅力と楽しみ方をお聞きしました。

 

*  * *

 

カレンデュラ

 

カレンデュラはキンセンカという和名(種名はオフィキナリス)で長く親しまれてきた花です。地中海沿岸地域を中心に20数種の原種があり、日本では房総半島のお花畑などでキンセンカが咲き誇る様子がよく知られています。

 

「ただし、オフィキナリス種はやや寒さに弱いので注意が必要です。関東地方以西でも、暖地以外では鉢植えにして、霜を避けられる軒下などで育て、不織布で寒風を防ぎましょう」

 

これに対してアルベンシス種は寒さに強く、「特に『冬知らず』という品種は冬に氷点下10℃を下回る地域でも地植えで冬越しするほど寒さに強いです。カレンデュラは種類によって耐寒性が異なるので、確認して入手しましょう」。

 

マーガレット

 

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黄色の花芯と純白の花びらのコントラストが美しい「コリーン」

 

マーガレットという名前からして魅力的でしょう」と矢澤さんがいうように、昔から変わらず人気の高い花です。古くから育種が盛んに行われ、花色、花形ともにバラエティーに富む園芸品種があります。また、枝が密に分枝して株がドーム状になるので、宮崎県などの暖地では、地植えにすると4~5月にきれいな株姿が楽しめます。

 

ただ、蒸れやすいので花後に切り戻すか、すかし剪定をして風通しをよくします。下葉が枯れ上がったら、ユリオプスデージーと同様に切り戻して株姿を整えます。

 

「冬には強い霜で花びらの先端が枯れることがあります。そんなときは室内に取り込むか、不織布をかぶせて霜よけをしましょう」

 

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テキスト『趣味の園芸』2021年1月号より

 

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