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観葉植物はいいこといっぱい! コツは「ペットのように扱う」

観葉植物はいいこといっぱい! コツは「ペットのように扱う」
京都市二条にある谷奥さんのショップの店内、まさに「緑の癒し」空間!(撮影:田中雅也)

グリーンのある部屋はインテリアとして「おしゃれ」なだけでなく、人間の暮らしに役立つことがいっぱい! 植物は、新鮮な酸素を供給してくれて、お部屋の"環境バロメーター"の役割も。観葉植物と仲よく暮らすコツを、京都で大人気のグリーンショップ店主、谷奥俊男(たにおく・としお)さんに伺いました。

 

*  *  *

 

「観葉植物」ってどんな生き物?

 

観葉植物の多くは、本来は亜熱帯から熱帯を原産とする戸外の植物。例えば、谷奥さんのお店でも人気のガジュマルは、沖縄では街路樹としておなじみです。それを栽培農家が、家の中で育つよう、温室で室内環境に順応させたのが観葉植物。ですから、購入後さらにあなたの部屋の環境に順応させれば、基本的にはどんな部屋でも、育てることが可能です。日当たりが悪いなら、照明で補光すればよいし、狭いなら換気をすれば、大丈夫!

 

谷奥さんによれば、植物と一緒に暮らすコツは「ペットのように扱うこと」なのだそう。

 

「植物の生命維持に必要なのは『光・風・水』の3つの要素。これを、それぞれの植物が好むような与え方にコントロールすればいいのです。ちょっとした工夫で、植物は見違えるほど生き生きしてきます。そして、植物には環境に適応する力があるので、一度あなたの部屋になじめば、もう安心。末永く心地よい時間を過ごせるにちがいありません。

 

空気を浄化し加湿にも一役、目にもやさしい

 

「観葉植物は、ホルムアルデヒドなどシックハウス症候群の原因となる有害物質を二酸化炭素と一緒に吸収することが、NASAの研究で明かされました。植物が持っている化学物質は、空気中に浮遊しているカビやバクテリアの活動を抑制してくれます。また、葉から水分を蒸散することで加湿にも一役。近年の研究では、植物のグリーンを目にすることで、視覚疲労が回復することもわかってきました」と、谷奥さん。

 

森など緑が多い場所へ行くと「気持ちがいい」と感じる理由の一つは、こうしたこと。そして同様の効果は、部屋に観葉植物を置くことでも得られるのです。

 

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テキスト『趣味の園芸』2021年1月号より

 

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みん園だけで読めるテキストこぼれ話では、谷奥さんにグリーンと暮らす醍醐味を聞きました。

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