眺めて楽しい、食べておいしい 水槽のミニ温室で香味野菜を育てよう
水槽をミニ温室にして、香味野菜を育ててみませんか? 寒くて野菜が育ちにくい冬に室内でできるアイデア栽培です。園芸家の深町貴子(ふかまち・たかこ)さんが提案します。
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ふたつきの水槽で保温と保湿
キッチンスポンジと発泡煉石、水槽を使い、室内で香味野菜を育てます。発泡煉石は、粘土を高温で焼いた粒状の植え込み材料。清潔で、室内園芸によく使われます。水槽は、冬の室温で野菜を育てるために、透明でふたつきのものを選ぶのがポイント。保温と保湿のW効果で発芽と生育が早まり、バジルや青ジソのような初夏から夏の香味野菜も収穫ができます。
水槽で育てやすい香味野菜
ちょこっとあると便利な香味野菜は、タネから育ててベビーリーフで収穫しましょう。タネには、発芽に光が必要な好光性種子と、それ以外のもの(光に当たると発芽しない嫌光性種子、好光性でも嫌光性でもないもの)があります。タネの性質に合わせてまき方を変えることが大切です。彩りとボリュームアップに、リーフレタスなどの葉もの野菜も加えるとにぎやかです。
ミニチュアのファームにフィギュアも添えて!
畑の畝(うね)の感覚で、野菜の生えたスポンジを水槽の中にレイアウトすれば、小さなファームの出来上がり。スポンジの間の通路にお気に入りのフィギュアを置けば、よりファームらしくなります。
*テキストでは栽培方法を写真入りで詳解しています。