タネから育てる珍しい野菜
苗売り場やスーパーではあまり見かけない、だからこそタネから育ててみたい珍しい野菜。園芸家の深町貴子(ふかまち・たかこ)さんが紹介します。
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茎カリフラワー
撮影:大泉省吾
アブラナ科。ブーケのような大きな花蕾(からい)が特徴で、長い茎も食べられることから「スティックカリフラワー」とも。サッとゆでて、サラダに。
アスパラガスチコリー
撮影:北村文枝
キク科。「プンタレッラ」とも呼ばれる、ローマで人気のチコリーの一種。アスパラガスの穂先が集まったようなユニークな形と、苦みが特徴。若い葉をサラダなどで食べるほか、軽く加熱して料理の付け合わせに。
食用ホオズキ
撮影:成清徹也
ナス科。黄色みがかったオレンジ色の実は甘みが強く、生でフルーツのように食べられる。サラダやデザートにぴったり。
エンダイブ
撮影:成清徹也
キク科。葉に苦みがあることから、別名「にがチシャ」。強く縮れて切れ込みのある葉が大きくなったら、ひもで縛って内部に日光が当たらないようにし、苦みを和らげる軟白(なんぱく)栽培を行う。サラダに。