見てよし、育ててよし、食べてよし! 憧れの「オリーブ」栽培を始めよう
銀色の葉が風にそよぎ、おしゃれで爽やかなオリーブ。日本の寒さにも負けることなく、一年中元気なグリーンの枝姿からシンボルツリーとして育てる人もふえています。初心者にも育てやすく、収穫して食べられるのも大きな魅力!
「見てよし、食べてよし、育ててよし」オリーブ栽培、始めませんか? 園芸研究家の岡井 路子(おかい・みちこ)さんに、オリーブの魅力を教えていただきました。
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丈夫で常緑 育てやすい!
「これまで植物を育てたことがない」という人にこそ、ぜひ挑戦してほしいのがオリーブです。日当たりと風通しのよい場所、水はけのよい土さえ確保できれば、あとは適度な水やりと、春と秋に肥料を施すくらいで元気に育てられます。
剪定によって好みの樹形に仕立てられるのも、オリーブの魅力。樹形は、品種によって横に広がるタイプ(開張型)と、縦に伸びるタイプ(直立型)があるので、置きたい場所に合わせて苗を選ぶとよいでしょう。
飾れる!
オリーブは成長が早く、あっという間に枝が伸びて大きくなっていきます。萌芽力も強いので、どんどん切ってOKです。枝は柔かいので、剪定した枝をくるっと丸めてリースをつくったり、小枝の先を削ってピックにしたり。さまざまな方法で活用できます。
食べられる!
オリーブを育てる魅力の一つは、なんといっても果実が収穫できることです。テキストでは、少量でもおいしく味わえる、超簡単な岡井流レシピをご紹介。また、完熟前のオリーブは強い苦みがあるので、鳥などに食べられることが少ないのもメリットです。