暮らしを豊かに彩るハーブの寄せ植え
暮らしを豊かに彩るハーブ。花も楽しめる種類を選べばベランダが一気に華やかになります。寄せ植えのポイントと管理のコツを、園芸家の深町貴子(ふかまち・たかこ)さんにうかがいました。
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葉だけでなく花も楽しめる
今回育てるジャーマンカモミール、ルッコラ、チャイブは、花もエディブルフラワーとして楽しめます。ルッコラやチャイブの花は、サラダや料理のあしらいに。
ルッコラはタネからがおすすめ
サラダなどで葉をたくさん食べたいルッコラは、タネから育てると間引き収穫から楽しめて、小さなスペースでも株数を多く栽培できます。
木と草でプランターを分ける
木と草のハーブを同じプランターで栽培すると、根詰まりを起こしたり、栽培期間の違いから、管理がしにくくなったりします。栽培期間が短い草のハーブは浅型プランターで十分ですが、栽培期間が長く根がしっかり張る木のハーブは、深型プランターで栽培します。
栽培管理のコツ
置き場:日当たりと風通しのよい場所を好む。ただし草のハーブは、気温が高くなったら半日陰に移動させる。
水やり:プランターを傾けて軽くなっていたら、たっぷり水をやる。特に木のハーブは根の張りが強く、水分の蒸散量が多いので、水切れに注意する。ただし、土が常に湿っている状態は避ける。
追肥:肥料は少なめが基本。草のハーブは追肥不要。木のハーブは、植えつけて1か月以上したら、真夏と冬を除いて月1回程度、規定倍率の液体肥料を施す。
病害虫:うどんこ病が発生しやすい。カモミールはアブラムシがつきやすいので、被害がひどい場合は自然派農薬などで防除する。肥料を多く施すと害虫がつきやすいので、控えめを心がける。
お料理やティーに大活躍する寄せ植えのつくり方はテキストで紹介しています。